書籍詳細:水俣病の科学[増補版]
水俣病の科学[増補版]
- 紙の書籍
- 電子書籍
定価:税込 3,630円(本体価格 3,300円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫なし
紙の書籍のご購入
内容紹介
旧版は、第55回毎日出版文化賞受賞作。証拠湮滅によって隠されてきた新潟水俣病発生の真相を解明した論考を、補論として追加収録。
■『水俣病の科学』の科学性について--宮澤信雄様へのお答え
『水俣病の科学』(西村肇・岡本達明著,初版2001 年,増補版2006 年)に対し,2008 年2月に「水俣病事件研究者」の宮澤信雄様より寄せられた文書へのお答えを掲載いたします。(pdfファイルが4点です。)
解説(pdfファイル,90KB)
水俣病・返信1(pdfファイル,237KB)
水俣病・返信2(pdfファイル,201KB)
日本海洋学会報告(pdfファイル,122KB)
■『水俣病の科学』の科学性について--宮澤信雄様へのお答え
『水俣病の科学』(西村肇・岡本達明著,初版2001 年,増補版2006 年)に対し,2008 年2月に「水俣病事件研究者」の宮澤信雄様より寄せられた文書へのお答えを掲載いたします。(pdfファイルが4点です。)
解説(pdfファイル,90KB)
水俣病・返信1(pdfファイル,237KB)
水俣病・返信2(pdfファイル,201KB)
日本海洋学会報告(pdfファイル,122KB)
目次
序 章 解かれなかった謎
第1章 水俣のチッソのアセトアルデヒド工場
1 チッソ水俣工場の中に入る
2 アセトアルデヒド工場の現場
3 工場をつくった技術者―その技術力と思想
4 戦後の技術革新(1)助触媒の変更
5 戦後の技術革新(2)蒸発方式の変更
6 科学的因果関係追究の道を閉ざしたチッソ
7 廃水処理の実態と変遷
第2章 海のメチル水銀汚染
幕間対話
1 患者の発病時期に関するデータ
2 動物にあらわれたメチル水銀中毒
3 魚に異変が起こっていた
4 底泥の有機物汚染
5 底泥の無機水銀汚染
6 海水中の水銀はどうだったのか
7 水俣湾の生態系
8 貝のメチル水銀汚染
9 海水中のメチル水銀の挙動と魚の汚染実態
10 表層魚のメチル水銀汚染
11 メチル水銀排出量の推定
12 水俣湾の底生魚の汚染機構
13 不知火海の魚の汚染機構
第3章 メチル水銀の生成から排出まで
1 メチル水銀とは
2 なぜ水銀が使われたか
3 水銀触媒の脱線反応
4 メチル水銀の生成機構
5 生成機構の実験的証明
6 生成機構解明を可能にした新しい化学
7 メチル水銀排出量の推定の方法
8 メチル水銀生成速度の定式化と決定
9 メチル水銀蒸発速度の定式化と決定
10 精留塔ドレーンからのメチル水銀排出量の推定
11 第一の謎の解明―助触媒の変更
12 加わったもう一つの原因
──母液廃棄・流出量からのメチル水銀排出量の推定
13 第二の謎の解明──塩素イオン
14 精留塔ドレーンリサイクルの効果
15 廃水処理の効果
16 海域へのメチル水銀排出量の経年変化と
水俣病被害進行との関係
結語
あとがき
増補版へのあとがき
[補論1]なぜ水銀が有機物に結合するか
[補論2]昭和電工鹿瀬工場は大量のメチル水銀を生成していた
──昭和電工の反論データを使っての逆証明
第1章 水俣のチッソのアセトアルデヒド工場
1 チッソ水俣工場の中に入る
2 アセトアルデヒド工場の現場
3 工場をつくった技術者―その技術力と思想
4 戦後の技術革新(1)助触媒の変更
5 戦後の技術革新(2)蒸発方式の変更
6 科学的因果関係追究の道を閉ざしたチッソ
7 廃水処理の実態と変遷
第2章 海のメチル水銀汚染
幕間対話
1 患者の発病時期に関するデータ
2 動物にあらわれたメチル水銀中毒
3 魚に異変が起こっていた
4 底泥の有機物汚染
5 底泥の無機水銀汚染
6 海水中の水銀はどうだったのか
7 水俣湾の生態系
8 貝のメチル水銀汚染
9 海水中のメチル水銀の挙動と魚の汚染実態
10 表層魚のメチル水銀汚染
11 メチル水銀排出量の推定
12 水俣湾の底生魚の汚染機構
13 不知火海の魚の汚染機構
第3章 メチル水銀の生成から排出まで
1 メチル水銀とは
2 なぜ水銀が使われたか
3 水銀触媒の脱線反応
4 メチル水銀の生成機構
5 生成機構の実験的証明
6 生成機構解明を可能にした新しい化学
7 メチル水銀排出量の推定の方法
8 メチル水銀生成速度の定式化と決定
9 メチル水銀蒸発速度の定式化と決定
10 精留塔ドレーンからのメチル水銀排出量の推定
11 第一の謎の解明―助触媒の変更
12 加わったもう一つの原因
──母液廃棄・流出量からのメチル水銀排出量の推定
13 第二の謎の解明──塩素イオン
14 精留塔ドレーンリサイクルの効果
15 廃水処理の効果
16 海域へのメチル水銀排出量の経年変化と
水俣病被害進行との関係
結語
あとがき
増補版へのあとがき
[補論1]なぜ水銀が有機物に結合するか
[補論2]昭和電工鹿瀬工場は大量のメチル水銀を生成していた
──昭和電工の反論データを使っての逆証明
書評掲載案内
■『毎日新聞』2019年2月24日(日)9面
評者:伊東光晴 氏(京都大学名誉教授)
評者:伊東光晴 氏(京都大学名誉教授)