書籍詳細:ファイナンス理論の新展開

ファイナンス理論の新展開 価格変動の謎を探る

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2006.09
旧ISBN
4-535-55496-X
ISBN
978-4-535-55496-2
判型
A5判
ページ数
172ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

金融市場・為替市場の価格変動はどのように生じるのか。豊富な市場業務の経験に基づきつつ最先端の理論を紹介。実務家にも有益。

目次

1 価格について

1.1 貨幣経済における価格の表現

1.2 デジタル的尺度で表現される価格

1.3 価格の形成

1.4 価格に対する感覚と相対性

1.5 希少性の価値

1.6 価格の記憶と記録

1.7 出合いのモデル

1.8 価格の決定は美人投票か?

1.9 周期性の分類と表現

1.10 マーケットの世界における価格

2 正規分布とブラウン運動

2.1 正規分布について

2.2 中心極限定理

2.3 ブラウン運動

2.4 拡散過程と流体の方程式

2.5 バーガース方程式

2.6 ソリトンとマーケット価格変動のアナロジー

2.7 伊藤のレンマ(Ito's lemma)

2.8 ブラック・ショールズ(Black-Scholes)方程式

2.9 確率微分方程式と偏微分方程式の橋渡し

3 市場価格変動の分析方法―実証論的アプローチ

3.1 価格変動差か価格変動率か?

3.2 データの計測期間

3.3 モーメントの分析

3.4 ヒストグラムと正規分布との比較

3.5 ファット・テール

3.6 累積度数分布の片対数グラフによる表現方法と正規分布比較法

3.7 平均μの処理について

3.8 正規性の検定方法

3.9 正規性の検出力のチェック

3.10 独立性

3.11 正規性の前提条件と実際のマーケット価格の動向

3.12 連続時間からみたウィーナー過程的ボラティリティがゼロの世界

3.13 加法過程

3.14 価格過程の表現

3.15 ファット・テールの原因

3.16 ジャンプ過程にかかる変動分布の推定

3.17 ヒストリカル・データによるノンパラメトリックな分布の推

3.18 ボラティリティ・スマイルについて

4 分布からみる市場価格の性質と分析

4.1 代表的な市場の調査と分布の形状による分類

4.2 分布の裾の非対称性

4.3 価格変動とフラクタルの関係

4.4 フィボナッチ数列と黄金比

5 価格水準の特性

5.1 価格の居心地の良い水準

5.2 十進数による価格水準束縛性

5.3 テクニカル上の心理抵抗線とセンセーショナルな価格水準

5.4 オプション取引とセンセーショナルな価格の関係

5.5 天候デリバティブと変動分布

5.6 日常生活におけるセンセーショナルな価格

6 価格変動の時間発展と相関

6.1 拡散過程とルートT倍法則

6.2 長期投資についての一考

6.3 相関

6.4 計測期間による相関のみえ方の違い

6.5 網羅的な相関の計測

6.6 ポートフォリオにおける分散効果について

7 ファンド分析への応用

7.1 ヘッジ・ファンド

7.2 運用者のスタイル

7.3 定量面からみた理想的な運用者の見分け方

7.4 ラチェット・アップ