書籍詳細:痛みと麻痺を生きる

痛みと麻痺を生きる 脊髄損傷と痛み

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2006.11
旧ISBN
4-535-98265-1
ISBN
978-4-535-98265-9
判型
四六判
ページ数
264ページ
Cコード
C1047
ジャンル

内容紹介

脊髄損傷に伴う難治性の複雑で異常な痛みと麻痺。患者の実態調査にもとづく当事者の語り・訴えを紹介し、治療の前進を追求する。

目次

1 脊髄損傷と痛み――どんな痛みと麻痺か

脊椎・脊髄の仕組みと脊髄損傷

麻痺のレベルの診断

完全麻痺か不全麻痺か

痙縮(痙性)と痙攣

自律神経機能異常、過反射

脊髄損傷に伴う痛みとは

脊損患者サイドからの「痛みの調査」

受傷後75.3%に痛み発生

痛みはどこに現れるか、どんな痛みか

痛みをどう理解するか

脊髄損傷による痛みのタイプ

脊髄損傷の原因

2 痛みと麻痺を生きる

受傷21年目、突然の激痛/星沢文夫

アメリカで交通事故/土井泰夫

3度も脊髄損傷!/佐藤京子

10年目の手術が/伊藤弓枝

工場現場で転落/阿藤保男

突然の脊髄髄内腫瘍/阿部由紀

三段階で痛み憎悪/瀬出井弘美

睡眠4時間/長谷川喜美子

幻肢痛と16年/上田未知子

悔しくて辛くて涙の日々もあった/久留井真理

疼痛緩和を求めて7年/前田耕造

潜水病で脊髄梗塞/金沢 透

アンケート調査への付記の中から

3 慢性痛への取り組み

研究の本格化は1970年代から

「痛みの10年」宣言

「脊損痛タスクフォース」

「新しい治療法」について

脊髄損傷者の異常疼痛によせて/松井和子

4 痛みとどう向きあうか