書籍詳細:刑事訴訟法の変動と憲法的思考

刑事訴訟法の変動と憲法的思考

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  • 紙の書籍
定価:税込 7,700円(本体価格 7,000円)
在庫なし
発刊年月
2006.12
旧ISBN
4-535-51522-0
ISBN
978-4-535-51522-2
判型
A5判
ページ数
436ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

著者が築き上げてきた憲法的思考に立った刑事訴訟法学の視点から近時の刑事手続きの改変、刑事訴訟法の改正、さらには現代的治安政策にかかわる論点を総合的、批判的に検討。

目次

序 章 改憲の動きと人権抑圧

第1篇 現代治安政策と刑事訴訟法の変動

第1章 現代治安政策と盗聴法――盗聴立法過程の特異性とその背景

第2章 少年審判への検察官関与論再批判――少年法改正法案(1999年)の問題点と本質

第3章 刑事法制の変動と憲法的近代刑事原則

第4章 市民の安全要求と人間的・社会的連帯の回復――監視社会と刑事法

第5章 裁判員制度の批判的考察

第6章 司法改革の歴史的位相と本質

第7章 裁判員制度と民主主義刑事法学の課題

第2篇 刑事訴訟法学における憲法的思考の一軌跡

1 〈インタビュー〉刑事司法改革の鍵をどう発見するか――著書『現代司法と刑事訴訟の改革課題』を素材として

2 〈座談会〉小田中刑訴法学の軌跡――1998年6月21日 東北大学法学部大会議室に於いて

3 現代刑事訴訟法学における憲法的思考の後退と復権――東北大学定年退官記念講義

終 章 刑事訴訟法の変動と憲法的思考――専修大学最終講義