書籍詳細:子どもの治療決定権
子どもの治療決定権 ギリック判決とその後
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定価:税込 5,280円(本体価格 4,800円)
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内容紹介
1985年、子どもの治療決定権を認めた画期的なギリック判決。それ以降の英米の判例をフォロー・分析した先駆的労作。
目次
第1部 未成年者の治療同意権
第1章 子どもに対する医療行為と親の同意権――ギリック事件イギリス貴族院判決の紹介
第2章 ジョン・ロックの親権論――ギリック事件貴族院判決の淵源と意義を探る
第3章 青年期の子どもに対する親権の限界――フランス法における成熟した未成年者への配慮
第4章 家族法における子どもの権利
第5章 医療と子どもの自己決定
第6章 イギリス判例にみる未成年者の治療拒否権――ギリック判決の再検討をかねて
第7章 未成年者の輸血拒否をめぐるイギリス判例法――E事件判決とギリック能力の関係を中心に
第8章 輸血を拒否している少女に対する外科手術――《外国判例研究》L事件イギリス高等法院家事部判決
第9章 同意を拒否している未成年者に対する心臓移植――《外国判例研究》M事件イギリス高等法院家事部判決
第10章 障害新生児の治療をめぐる親と医師の関係――アーサー医師事件の検討
第11章 公立学校生徒に対するコンドーム配布の可否――アメリカの2つの判決から
第12章 人体実験をめぐる英米思潮の動向
第13章 インフォームド・コンセント