書籍詳細:テキストブック環境と公害

テキストブック環境と公害 経済至上主義から命を育む経済へ

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,860円(本体価格 2,600円)
在庫なし
発刊年月
2007.04
ISBN
978-4-535-55511-2
判型
A5判
ページ数
324ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

環境経済学・エコロジー経済学のエッセンスをイメージ豊かに理解していくために、現場の写真を可能な限り取り入れたテキスト。

目次

第1章 暮らしと環境

1.1 はじめに

1.2 身の回りのアスベスト問題

1.3 食料自給率と環境問題

1.4 ヴァーチャルウォーター

1.5 食品公害

1.6 薬品公害

1.7 環境共生型住宅

1.8 アメニティと都市景観

1.9 生物多様性条約と遺伝子資源

第2章 経済活動と公害

2.1 公害とは

2.2 足尾銅山煙害・鉱毒事件

2.3 四大公害病

2.4 自動車公害

2.5 土壌汚染

2.6 環境クズネッツ曲線

2.7 今後の方向性

第3章 経済と経済学

3.1 制度、技術、生態系からなる経済

3.2 経済社会を構成する三つの部門

3.3 価格を信号としてモノやサービスが動く空間としての市場

3.4 経済学における自然環境の理解

3.5 新しい経済学の展開:エントロピーとエコロジーからの接近

第4章 環境政策とその理論

4.1 外部不経済としての公害、環境問題

4.2 コースの定理

4.3 様々な環境政策の手段

4.4 環境税の導入例

4.5 排出量取引制度の枠組と適用事例

4.6 ロードプライシング

第5章 環境の価値評価と環境指標

5.1 環境の価値

5.2 環境の非貨幣評価

第6章 公共事業と環境

6.1 公共事業の必要性

6.2 公共事業の財源

6.3 公共事業費の国際比較

6.4 公共事業の問題(1)国債発行と財政破綻

6.5 公共事業の問題(2)人権・環境の破壊

6.6 生態系回復・経済効率的な公共事業にむけて

6.7 公共事業改革の困難さ

6.8 エコロジーの原則を無視しない公共事業の必要性

第7章 エネルギーと経済

7.1 エネルギーとは

7.2 エネルギー問題の五つの側面

7.3 燃料革命による日本の生態系の変貌

7.4 二酸化炭素と核のごみを生む原子力発電

第8章 ごみの経済学

8.1 生態系の仕組みと地下資源大量利用社会の問題

8.2 日本の廃棄物政策

8.3 廃棄物発生に伴う様々な問題

8.4 国際的な廃棄物の循環

第9章 天然資源管理と環境問題

9.1 持続可能な天然資源管理

9.2 所有権制度からみた資源管理制度

9.3 資源管理(利用)主体からのアプローチ

9.4 天然資源の管理とコモンズおよびコモンズ論

9.5 コモンズ論の源流 北米と日本

9.6 コモンズ論における議論・アプローチ

9.7 コモンズ論の新展開

第10章 環境経営と環境金融

10.1 企業の社会的責任

10.2 企業とステイクホルダーの関係

10.3 環境マネジメントのための手法

10.4 市場、消費者およびサプライヤーによる企業評価

10.5 金融市場と環境経営

10.6 未だ相次ぐ企業の環境不祥事

第11章 経済のグローバル化と環境問題

11.1 国際的な環境保全の展開

11.2 問われる自由貿易

11.3 ODAと環境保全

11.4 まとめ

第12章 戦争と環境

12.1 最大の環境問題としての戦争

12.2 人類史最大の化学兵器作戦としてのベトナム戦争

12.3 核兵器と原子力発電による環境汚染

12.4 世界に拡がるヒバクシャたち

12.5 平和学と環境学の融合としての平和環境学