書籍詳細:検証 信用リスクとM&A

検証 信用リスクとM&A

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫なし
発刊年月
2007.05
ISBN
978-4-535-55523-5
判型
A5判
ページ数
352ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

資本市場専門記者からみた巨大M&A事件の検証。とりあげる事例は東芝・WH、ミタル、ソフトバンク・ボーダフォン、阪急・阪神など。

目次

PART 1 信用リスクからみたM&A

1-1 M&Aとクレジットストーリー―イベント・リスクと信用リスクの連関性

1-2 企業価値と信用リスク―資本と債務の財務理論

PART 2 検証:信用リスクとM&A

2-1 東芝の米WH買収、信用分析の試金石に―長期性事業への投資と信用リスク

2-2 日本板硝子、巨額買収で格下げ―リスクテイクは合理的か

2-3 ミタルの脅威に鉄鋼メーカーは戦々恐々―CDSスプレッドが大幅拡大

2-4 決裂した日産・ルノー連合と米GMとの提携交渉―辣腕経営者の思惑と自力再建への面子

2-5 孫正義の挑戦:巨額LBOと事業証券化―投資家は巨額買収に対峙

2-6 ライブドア事件再考:株式交換で信用リスク消失か?―逃れられない資本コスト

2-7 阪急・阪神統合:資本の論理と信用リスクの狭間で―投資ファンドの脅威と戦後初の鉄道再編

2-8 王子製紙が衝撃の敵対的TOB―買収抗争と業界再編

2-9 日興への米シティグループによるTOB―不正会計、上場廃止是非で信用力が動揺

2-10 買収のファイナンスを読む―大型社債、ハイブリッド債、事業証券化

PART 3 資本市場の文化論―資本の論理と信用リスク

3-1 債務の論理と資本の論理―債権者と株主の力関係

3-2 諸行無常と現代投資理論―権利の覚醒と衝突、そして秩序

資料編

(1)敵対的M&Aとその関連事項

(2)M&Aを理解するための用語解説・事例