書籍詳細:神の法vs.人の法
神の法vs.人の法 スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層
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定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
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内容紹介
西欧とイスラームの共生は不可能か? 社会学と憲法学の協同で、法理と実体を根源的に解き明かす。そして日本の私たちは──?
目次
序 章 スカーフ論争とはなにか/内藤正典
第1編 政教分離の憲法学1.リベラル・デモクラシーにとってのスカーフ問題/阪口正二郎
2.フランスにおける政教分離の伝統とイスラーム/只野雅人
3.他文化主義の挑戦を受ける〈フランス共和主義〉/山元 一
4.ドイツの政教分離――ルディン裁判は何をもたらしたか/内藤正典
1.フランスの「スカーフ禁止法」論争が提起する問い――「ムスリム女性抑圧」批判をめぐって/森千香子
2.ドイツでのスカーフ問題の位相/内藤正典
3.ベルギーの公教育における宗教シンボル論争の矛盾点/見原礼子
4.ムスリムの国トルコのスカーフ問題――世俗主義とイスラーム主義の相克/大曲祐子
第3編 鼎談 共生に向けて何を提起するか――そして、私たちにとっての意義/樋口陽一・内藤正典・阪口正二郎