書籍詳細:神の法vs.人の法

神の法vs.人の法 スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月
2007.07
ISBN
978-4-535-58465-5
判型
四六判
ページ数
328ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

西欧とイスラームの共生は不可能か? 社会学と憲法学の協同で、法理と実体を根源的に解き明かす。そして日本の私たちは──?

目次

序 章 スカーフ論争とはなにか/内藤正典

第1編 政教分離の憲法学

1.リベラル・デモクラシーにとってのスカーフ問題/阪口正二郎

2.フランスにおける政教分離の伝統とイスラーム/只野雅人

3.他文化主義の挑戦を受ける〈フランス共和主義〉/山元 一

4.ドイツの政教分離――ルディン裁判は何をもたらしたか/内藤正典

第2編 スカーフ論争の政治社会学

1.フランスの「スカーフ禁止法」論争が提起する問い――「ムスリム女性抑圧」批判をめぐって/森千香子

2.ドイツでのスカーフ問題の位相/内藤正典

3.ベルギーの公教育における宗教シンボル論争の矛盾点/見原礼子

4.ムスリムの国トルコのスカーフ問題――世俗主義とイスラーム主義の相克/大曲祐子

第3編 鼎談 共生に向けて何を提起するか――そして、私たちにとっての意義/樋口陽一・内藤正典・阪口正二郎