書籍詳細:法の科学 第38号

シリーズ:法の科学

法の科学 第38号 国家社会改造政策の現状と背景

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  • 民主主義科学者協会法律部会
  • 紙の書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月
2007.09
ISBN
978-4-535-05038-9
判型
A5判
ページ数
212ページ
Cコード
C3332
ジャンル

内容紹介

明文改憲へ至る国家社会改造政策を検討する特集と、法制度の契約化、労働法再編、内閣法制局、刑事施設を扱う小特集などを掲載。

目次

巻頭言/広渡清吾

シンポジウム 国家社会改造政策の現状と背景

国家社会改造計画の国際的枠組みと国内法改革/桐山孝信
「敵味方刑法」という概念について/松宮孝明
憲法改正と最近の警察法学の動向/島田 茂
統制される言論とジャーナリズムから遠ざかるメディア/田島泰彦
教育法改革と「国民改造」/成嶋 隆

コロキウム 法制度の契約化の批判的検討

法制度の契約化と構造改革/大島和夫
金融商品取引法と消費者保護/山本晃正
企業社会の変容と労働契約法/米津孝司
家族関係領域における契約化について/立石直子
市場化テスト法の批判的検討/徳田博人

ミニ・シンポジウム

1 労働法の再編と課題
労働法の再編と憲法理念/和田 肇
労働法制改革は若者の労働市場に何をもたらしたのか?/矢野昌浩
労働法改革の背景/田端博邦

2 内閣法制局と立憲主義
内閣法制局の憲法9条解釈の基本は六原則からなる規範群/中村 明
改憲論と内閣法制局/塚田哲之

3 刑事施設の公共性と民間化の法律問題
刑事法からみた刑事施設の公共性と民間化/赤池一将
行政法からみた刑事施設の公共性と民間化/萩原聡央

総会60周年記念講演
不死鳥のように―民主主義法学に寄せる期待/清水 誠

追悼文
渡辺洋三さんの学問的精神を想う/藤田 勇
室井力先生の「領域論」と「公共正論」/紙野健二
原野翹先生を偲ぶ/小山正善

海外動向
アメリカにおける最近のヘーゲル研究/中村浩爾

研究ノート
初等中等教育における法教育/渡邉 弘