書籍詳細:精神科臨床ノート
精神科臨床ノート
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内容紹介
目次
臨床家の知恵
精神療法の原点
切開的精神療法と保存的精神療法
精神療法は生身の人間に体現される
個人精神療法という二者関係の陥穽
臨床家の精神療法とは
一回限りの人生
時間の流れの中で
空間の広がりの中で
時間軸と空間軸とが交わるところ
人知の及ばぬところ
初回面接
事例
一回で終わりの面接
終わりのない面接
忘れ去られる存在としての治療者
名づけること
病名のもつ意味
病名そのものがもつ問題
インフォームド・コンセント
学童期の時間と体験
出来事をどう体験するか
さまざまな体験をする時期としての学童期
子どもはしっかりと観察している
前思春期としての学童期
学童期の子どもは、いま
攻撃性のイメージ
歴史の中での攻撃性の表出
現代の社会・文化の変容
個の発達の中で
大人にできること
歴史と現況
教育の領域での変化
改めて何が問題になるのか
自宅学習だけでは獲得できないもの
当面の問題
改めて、不登校の援助を考える
青年期内閉
内閉している青年の日常生活を知る
安全で安心できる居場所づくり
動きながら考える
青年にサインを送る
社会に足を一歩踏み出すとき
ひきこもってはみたけれど
追補・ひきこもりの社会文化的要因
健康とは、不健康とは
やけ食い(過食)と嘔吐をするさいの注意点
ダイエットをするさいの注意点
精神科・心療内科を受診するということ
摂食障害の向こう側
こころと身体の折り合いをつける
急性期の治療(やせ状態)
慢性期の治療
精神医療の統合失調症への関与について
教育相談機関での経験から
症例1・中学校2年生の男子A君
症例2・17歳の男子高校生B君
考察
精神医療のもつ非日常性を自覚する
治療者の穏やかさと芯の強さ
怒りっぽくなる
生活を見る
外出・外泊
妄想と現実との距離
病いと共に生きる
穏やかさこそが治療的
今日的な「うつ」の捉え方
精神療法的アプローチ
一人ひとりに応じたアプローチ
だれでもうつになる
うつになりはじめたときに気づく
うつになったとき
人生は、二筋、三筋がよい
援助の捉え方
事例1・「ふつうでした」
事例2・一過性の反応
事例3・表裏のなさ
事例4・疎外感と孤独感
事例5・生活環境の変化
どのように理解するか
どのような対応が適切か
人間関係の基本に立ち戻る
よく聞こえていますか
こころの準備
うつ状態
振り返る
経済面への配慮
生活面への配慮
話す、話しかけられる
人生の流れを把握する
スカッとする薬を希望して受診した10代の男性
過労が誘因となったパニック障害の男性
抑うつ状態の回復過程で受診した女性
妄想状態の女性
抗うつ薬の処方を求めて受診したうつ状態の女性
老人施設から紹介されて受診したうつ状態の男性
大きな視野で考える
「問題」の病気化?
新たなエジソンは生まれうるのだろうか
「思春期危機」はなぜ使われなくなったのか
子どもはわからなくなったのか
テレビゲームや通信技術の発展がもたらすもの
児童青年精神医学がになうもの
基本的なこと
実際の診察
常識的なことを、ていねいに、ねばり強く