書籍詳細:民法ノート 物権法1[第3版]

民法ノート 物権法1[第3版]

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月
2007.11
ISBN
978-4-535-51602-1
判型
四六判
ページ数
280ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

第2版以降の重要判例、民法等の法改正、学説の新しい動向を反映させ新版化。また、担保物権法を第2集に回し物権法を充実させた。

目次

1 意思表示による物権変動

 1 二つの立法例
 2 「意思主義」をめぐる諸問題

2 「対抗要件主義」の基本問題(1)――対抗問題と公信問題の区別

 1 「対抗することができない」の意義
 2 対抗問題と公信問題の区別
 3 対抗問題と公信問題を区別する基準とその問題点

3 「対抗要件主義」の基本問題(2)――177条の適用範囲

 1 登記がなければ対抗できない「第三者」の範囲
 2 登記を要する「物権変動」の範囲
 3 まとめ

4 「二重譲渡」の法的構成

 1 「二重譲渡」とは
 2 伝統的学説の概観
 3 新たなアプローチ

5 背信的悪意者

 1 判例の展開
 2 背信的悪意者排除説の意義と問題点
 3 残された課題

6 背信的悪意者からの転得者と民法177条の第三者

 1 事実の概要と判旨
 2 先例・学説
 3 評論

7 法律行為の取消しと登記

 1 判例・通説
 2 対抗問題説と無権利説
 3 妥当な解決に向けて
 4 むすびにかえて――「公信力説」の可能性

8 相続と登記

 1 問題の所在と判例
 2 共同相続と登記
 3 遺産分割と相続放棄

9 取得時効と登記

 1 判例理論とその問題点
 2 登記尊重説の立場から
 3 占有尊重説の立場から
 4 新たなアプローチ
 5 もう一つのアプローチ

10 不動産の取得時効完成後の譲受人と背信的悪意者

 1 事実の概要と判旨
 2 先例・学説
 3 評論

11 登記請求権

 1 問題の所在
 2 登記請求権の意義と発生原因
 3 中間省略登記請求の可否
 4 中間者の登記請求権
 5 真正な登記名義の回復

12 不動産の付合

 1 付合制度の概要
 2 類似の制度との関係
 3 借家人による賃借建物の増改築と付合
 4 むすび

13 共同所有

 1 共有および持分の法的性質
 2 共有者による共有物の利用
 3 共有物の第三者に対する賃貸をめぐる諸問題
 4 共有物の分割
 5 むすび

14 共有物の利用と明渡請求

 1 事実の概要
 2 判旨
 3 解説