書籍詳細:ジェンダーと人権

ジェンダーと人権 歴史と理論から学ぶ――女性と人権/改訂版

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,950円(本体価格 4,500円)
在庫なし
発刊年月
2008.03
ISBN
978-4-535-51583-3
判型
A5判
ページ数
388ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

女性の人権論からジェンダーの観点からの人権論への世界的潮流のもと、この視点がより明確になるよう、前著『女性と人権』を改訂。

目次

序 章 ジェンダーと人権――ウィメンズ・ライツとヒューマン・ライツの間

1 「ジェンダーと人権」をめぐる国際環境と憲法学的課題

2 人権の観念と「女性の人権」論の展開

3 「ジェンダー人権論」の展望

4 小括――体系的法理論の構築にむけて

第1章 「近代的人権」の成立と女性の権利の排除

1 「近代的人権」とは何か――「89年」をめぐるエピソード

2 近代以前の女性の地位

3 フランス革命期の「近代的人権」と女性の権利

4 イギリス・アメリカでの「人権」の成立と女性の権利

第2章 女性の権利とジェンダー平等政策の展開

1 イギリスでの展開――選挙法改正と女性参政権運動

2 アメリカでの展開

3 フランスでの展開――女性の権利確立の「おくれ」と「すすみ」

4 その他の諸国での展開

5 ジェンダー平等政策とポジティヴ・アクションの展開

第3章 日本における人権と女性の権利の展開

1 明治時代以前の女性の地位

2 明治初期の人権思想と女性の権利

3 「婦選運動」と女性の権利否認論

4 日本国憲法の制定と女性の権利獲得

第4章 現代日本の男女共同参画――政治・労働・家庭面での実態

1 日本国憲法下の男女共同参画

2 政治参画とジェンダー

3 家庭内での女性の地位

4 職場での男女共同参画

第5章 日本国憲法14条と現行法制度上の問題点

1 憲法14条と「平等」の展開

2 性差別をめぐる現行法制上の問題点

第6章 日本国憲法24条と「現代家族」

1 憲法24条の家族像と家族モデルの展開

2 憲法24条の解釈と家族問題

第7章 リプロダクティヴ・ライツと自己決定権

1 憲法13条と現代家族

2 リプロダクティヴ・ライツの構造

3 人工妊娠中絶と自己決定権

4 人工生殖(生殖補助医療)と法規制

第8章 平和・人権・ジェンダー

1 平和・人権・ジェンダーの相関図

2 フェミニズムの「難問」

3 「人権アプローチ」の有効性

4 「人権としての平和」とジェンダー

結 章 ジェンダーと人権をめぐる歴史的・理論的課題

1 「女性人権史」「ジェンダー人権史」の有効性

2 人権の展開図式とジェンダー

3 「比較ジェンダー人権史」と類型論の課題

4 「比較ジェンダー人権論」の理論的課題

正誤情報

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