書籍詳細:改憲・改革と法

シリーズ:法律時報増刊

改憲・改革と法 自由・平等・民主主義が支える国家・社会をめざして

の画像の画像
  • 民主主義科学者協会法律部会
  • 紙の書籍
定価:税込 3,772円(本体価格 3,429円)
在庫なし
発刊年月
2008.04
判型
B5判
ページ数
428ページ
ジャンル

内容紹介

進行する日本国憲法「改正」の動きに対し、全法領域から批判することを通じて、よってたつべき原理を定める根本法としての日本国憲法の将来と民主主義法学の課題と展望を示す。

目次

序 改憲・改革と民主主義法学/西谷 敏

第1部 現代法の現在

資本主義法の現在/広渡清吾
改憲動向の現在/森 英樹
国際社会のグローバル化変動と国際法/水島朋則
国際経済のグローバル化変動と法/板倉美奈子
新自由主義の法思想/大島和夫
リベラリズム法理論の現在/愛敬浩二
ナショナリズムと主権者意識/高橋眞
改憲・改革を受容する国民意識/奥野恒久
ジェンダーと法の現在/三成美保
雇用・労働・生活の現在/矢野昌浩

第2部 国家基本構造の「改革」と法

現代改憲史と「構造改革」/渡辺 治
「政治改革」と憲法原理/倉持孝司・小松 浩・上脇博之
国民投票法制定後の改憲問題/浦田一郎・三輪 隆・清水雅彦
日米安保体制のtransformationと軍事法の変質/水島朝穂
「構造改革」改憲のゆくえと憲法原理/紙野健二
「司法制度改革」と憲法原理/久保田穣
「税財政改革」と憲法原理/福家俊朗
「地方分権改革」と憲法原理/白藤博行
「警察改革」と憲法原理/新屋達之
刑事司法の変容と法/豊崎七絵・武内謙治・安達光治
治安政策の変容と法/三島 聡

第3部 社会基本構造の「改革」と法

構造「改革」と憲法/大島和夫
独占規制法制の変容と法/高瀬雅男
契約法制の変容と法/木村義和
消費者法制の変容と法/近藤充代
労働法制の変容と憲法理念/和田 肇
「教育改革」と憲法原理/成嶋隆
「大学改革」と憲法原理/中富公一
科学技術政策と法/小森田秋夫
メディア法制の変容と法/右崎正博・田島泰彦
家族法制の変容と法/建石真公子・富田 哲
性差別禁止法制の変容と法/戒能民江

第4部 国際社会と憲法

現代世界の脅威と国際法秩序の変容/桐山孝信
「武力なき平和」の法戦略/小沢隆一
アジアから見た日本の改憲・構造改革/稲 正樹・石塚 迅
開発援助と民主主義・人権/鮎京正訓
国際人権法の進展と日本法/中坂恵美子
戦後補償の現在とこれから/松本克美
国際法律家運動における日本国憲法/新倉修
国際社会における「もうひとつの道」と法/竹森正孝

第5部 民主主義法学の課題

民主的自己統治の可能性と民主主義理論/木下智史・本 秀紀
市民的安全構築の可能性と法/安達光治・石埼 学
市民的公共圏形成の可能性と法・道徳・慣習/中村浩爾
地球環境の保全と法/高村ゆかり
自己決定と生存保障/武井 寛
岐路に立つ新自由主義的構造改革と対抗理論/土田和博
民主主義法学を求めて/戒能通厚

資料編/小沢隆一・植村勝慶・永山茂樹・塚田哲之・多田一路・植松健一・大河内美紀