書籍詳細：改革・変革と中国文化、社会、民族
シリーズ：叢書 現代中国学の構築に向けて
改革・変革と中国文化、社会、民族
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定価：税込 4,620円（本体価格 4,200円）
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内容紹介
知的エリートが担う〈地の世界〉、漢族と少数民族が交錯する〈民族世界〉、急速に格差化する〈中国社会〉の三つに焦点を当てる。
目次
第１部 歴史・伝統・文化変容
１ 中国における”文を尊ぶ（尚文）”歴史と伝統／劉 再複
２ 比較史論、文化文明史論による世界史の展開――日中両国の歴史と運命の相違をめぐって／小林一美
３ 清末政治社会変革論と日本／並木頼寿
４ ヴァンサン・レッブと天主教本土化運動――20世紀初、天津における活動を中心に／武内房司
５ 湖南省の辛亥革命と民衆文化――姜守旦再来の謡言を中心に／藤谷浩悦
６ 第５次囲剿戦と国民党の行政・治安組織の改革／馬場 毅
７ 中華民国における社会と文化の変容／ロナルド・スレスキー
１ 文化的多様性から見る現代中国の民族関係／カク時遠
２ 中国における多様な民族主義を考える――中華民族の言説とジェディッディズムの成立過程を通じて／小嶋祐輔
３ 羌暦年と国民文化／松岡正子
４ 牧畜文明におけるソルコ制の位置付け／高 明潔
５ 〈徴候〉としての現代中国――イスラームとナショナリズムをめぐって／鈴木規夫
６ 中元節の成立について――普渡文献の変遷を中心に／松本浩一
１ 中国の現代化に対する「ふたつの階級、ひとつの階層」構造の「磁気遅れ反応」／葉 啓政
２ エリート、大衆と民間における文化の重層性／高 丙中
３ 中国民族学における文化研究が現在直面している基本的問題／周 星
４ 改革開放以降の中国における学術文化復興についての概観／張 琢
