書籍詳細:在日米軍地位協定

在日米軍地位協定

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
在庫なし
発刊年月
1996.07
旧ISBN
4-535-51072-5
ISBN
978-4-535-51072-2
判型
A5判
ページ数
416ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

沖縄での基地をめぐる一連の事件、安保再定義など、安保・地位協定がいままたマスコミでも注目されている。地位協定の解説書はこれまでほとんどなかっただけに、住民の立場を基軸にすえたはじめての概説書は有用。

目次

序 章 課題の提起とそれに対する考察方法
1 問題の提起
2 課題に対する考察方法
第1章 米国の在外基地政策と在日米軍基地
1 米国の在外基地政策の概史
2 在日米軍基地と「民主主義、個人の自由および法の支配」
第2章 地位協定の基本的構造
1 地位協定と安保条約の関係
2 地位協定の内容
3 地位協定の適用を条件づける諸原則
第3章 施設・区域の提供と基地の設定、および施設・区域の返還
1 施設・区域の提供と基地の設定の間の基本的関係
2 日本国が提供する区域および施設
3 施設および区域の返還
第4章 米軍による基地使用
1 米軍に与えられる基地使用権と課せられる使用原則
2 自衛隊基地など日本国政府管理下の土地および施設についての米軍による基地としての使用
3 米軍が日本側に対して与える施設および区域の使用許可
第5章 基地の外での米軍の特権
1 基地の外の一定範囲内の地域において認められる米軍の特権
2 基地の外での米軍およびその構成員等の財産に関する特権
第6章 米軍構成員と軍属およびそれらの家族等に与えられる日本国領域内での法的地位
第7章 米軍の構成員等の犯罪とそれに対する刑事裁判権
1 総論
2 刑事裁判権
3 刑事手続
第8章 民事責任とその処理
1 総論
2 日本国政府以外の第三者が損害を受けた場合の民事責任とその処理法
3 日本国政府が損害を受けた場合の請求権の放棄
第9章 ポスト冷戦下における地位協定と国連体制
1 ポスト冷戦下の武力紛争に対する駐留軍受け入れ国の対応と今後の問題点
2 国際安全保障の新展開に対する在日米軍地位協定の可能性と限界
補 論 沖縄県「地位協定見直し要請書」について