書籍詳細:刑事裁判と防御

刑事裁判と防御

の画像の画像
  • 渡辺 修
  • 紙の書籍
定価:税込 4,400円(本体価格 4,000円)
在庫なし
発刊年月
1998.05
旧ISBN
4-535-51146-2
ISBN
978-4-535-51146-0
判型
A5判
ページ数
284ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

刑事手続の適正化は、新刑訴法施行以来、いまだ果たせぬ課題として残っている。本書は、なかでも刑事公判および取調の適正化に関するテーマを、特に「防御」の観点から追求、「真の公判中心主義」への道を探る。

目次

第1部 取調べの適正化と防御
 第1章 被疑者取調べの限界
 第2章 被告人取調べの限界
 第3章 外国人取調べの限界
 第4章 余罪取調べと自首
第2部 刑事弁護の充実と防御
 第1章 「当番弁護士」制度と弁護権の拡充
 第2章 差異弁書の訴訟指揮権と防御権
 第3章 拘置所の戒護権と防御権
 第4章 「接見禁止」と「証人テスト」
 第5章 「接見禁止」の法的限界
第3部 聴覚障害者と刑事手続
 第1章 聴覚障害者と「暗黒裁判」克服の道
 第2章 聴覚障害者と刑事裁判の限界
第4部 刑事公判の活性化と防御
 第1章 保釈の再構成
 第2章 冒頭陳述の欠如と326条の同意の撤回
 第3章 訴因変更「勧告」の限界
 第4章 証拠排除と最高裁判例
 第5章 偽造調書と証拠排除の範囲
 第6章 「調書裁判」と伝聞総則
 第7章 一事不再理効の範囲
「真の公判中心主義」への道