書籍詳細:司法の国民的基盤
司法の国民的基盤 日米の司法政治と司法理論
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定価:税込 6,600円(本体価格 6,000円)
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内容紹介
米国で発展した「司法政治学」のアプローチを方法的な軸に据え、司法審査と民主主義の関係を理論的・実証的考察する。
目次
序 章 司法制度改革と市民の法主体性――主権/人権の二元論克服に向けて/棚瀬孝雄
第1部 司法審査と政治過程第1章 上昇する期待と下降する期待――「司法支配制」の評価をめぐって/阪口正二郎
第2章 司法審査と政治史の「潮流」――憲法裁判所の役割に関する考察モデル比較/C. クライトン(吉田如子=訳)
第3章 内閣法制局と最高裁判所――2つの違憲審査機関の制度配置と政治システム変動/佐藤岩夫
第4章 合衆国最高裁と憲法体制/M. タシュネット(大河内美紀=訳)
第5章 司法の設計と改革――アメリカ司法の政治体制説からの教訓/T. ペレッティ(古山真知子=訳)
第6章 日本における司法権の独立――実証研究の結果と意義/M. ラムザイヤー
第7章 「応答的法」型の司法に向けて――可能性と危険性/R. ケイガン(見平 典=訳)
第8章 日本における応答的司法への期待と司法制度改革/阿部昌樹
第9章 司法と政治の距離――ペレッティ教授の見解を手掛かりに/大沢秀介
第10章 戦後日本公法学と法の支配/愛敬浩二