書籍詳細:阪神大震災・グリコ森永vsジャーナリスト

阪神大震災・グリコ森永vsジャーナリスト 権力と市民の間で何をしたか

の画像の画像
  • 関西マスコミ倫理懇談会50年誌企画委員会
  • 紙の書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月
2009.04
ISBN
978-4-535-51670-0
判型
四六判
ページ数
356ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

50年間に関西で起きた事件、事故報道を取り上げ、人権と報道をめぐる問題、メディアの報道姿勢の問題に焦点を当て、香山リカ氏、吉岡忍氏の特別寄稿を含め、メディアの倫理とあり方を問う。

目次

<序 章



1 マス・メディアと自律――真の表現の自由にために/清水英夫

2 なぜマスコミ批判が止まないのか/香山リカ



第1章 劇場化



1 グリコ・森永事件とマス・メディア/加藤 譲

2 誘拐報道協定――グリコ・森永事件の場合/古野喜成

3座談会・行政とメディア――橋下知事関連報道を中心に/松田士朗ほか



第2章 人権と差別



1 甲山事件は今も問い続ける――冤罪、取材・報道、記者/関屋俊幸

2 覆された私の人生/山田悦子

3 被差別部落問題とマス・メディアの報道/村上弘光

4 人権 部落問題とのたたかい/平野一郎

5 落語の中の差別表現/林家竹丸

6 民族差別とドキュメンタリー制作/石高健次



第3章 功名心



1 不祥事ヤラセの歴史一断面/柄子澄雄

2 関西テレビ「あるある」問題の検証――ごく私的に、作家という立場から/吉岡 忍

3 吉岡忍さんのご論稿をいただいて/杉本慎一



第4章 過熱・不信



1 大阪教育大付属池田小学校児童殺傷事件/内野広信

2 和歌山毒物カレー事件報道を振り返って/加納敬久

3 神戸連続児童殺傷事件/石崎勝伸

4 JR福知山線脱線事故/泊 吉実

5 “伝える”ことこそメディアの使命/小山正人



第5章 当事者



1 朝日新聞阪神支局襲撃事件/狩野誠一

2 豊田商事永野会長刺殺事件/西村秀樹

3 イトマン事件――間合いに悩んだ経済法道/下舞 浩

4 メディアが「倒産」するとき/古住公義



第6章 現場の目線



1 誌面占領猛虎軍団/宮田匡二

2 ”地元びいき”と、叱られようが/三上良樹

3 「倫理」をめぐる広告の課題/木原勝也

4 市民とともに生きるメディアを/小山帥人

5 関西とアジア――「喧噪と混沌」が生み出す活力/須田浩康



第7章 大震災・いのち



1 阪神・淡路大震災/磯部康子

2 阪神・淡路大震災――あの日あの時/宮田英和

3 阪神・淡路大震災――ラジオ局では/三枝博行

4 ラジオの災害報道/大牟田智佐子

5 烙印“遅かった知事の自衛隊派遣要請”――フルムーン期間の提案/貝原俊民

6 阪神・淡路大震災その時私は/山中茂樹



終 章



1 関西マス倫懇50年を振り返る/森 潤

書評掲載案内

■1009年4月16日付 『日経新聞』夕刊 関西版(15面)

正誤情報

2009.04.08 errata51670-1_1.txt

正誤情報のファイル名=凡例

errata12345-m_n.txt
ファイル名の「m_n」は、その書籍の「第 m 版第 n 刷」の正誤表であるかを示しています。
PDFファイルになっている正誤情報をご覧になるには、Adobe Reader(無償)が必要です。
ソフトが必要な方はAdobe Reader公式サイトをご覧下さい。