書籍詳細:未決拘禁改革の課題と展望

龍谷大学矯正・保護研究センター叢書 第9巻 未決拘禁改革の課題と展望

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,490円(本体価格 5,900円)
在庫なし
発刊年月
2009.09
ISBN
978-4-535-51707-3
判型
A5判
ページ数
372ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

裁判員時代における未決拘禁改革の方向を、外国法研究・ケース研究の知見も加味して理論的・実証的に検討する共同研究の成果。

目次

序 章 未決拘禁法の基本問題/後藤 昭



第1章 身体不拘束の原則



第1節 「身体不拘束の原則」の意義/豊崎七絵

第2節 未決拘禁の代替処分/水谷規男

第3節 保釈決定手続の改革と保釈促進のための社会的援助/葛野尋之

第4節 起訴前勾留と起訴後の勾留/白取祐司



第2章 捜査と未決拘禁



第1節 代用刑事施設問題の現在──2008年規約委員会勧告から/葛野尋之

第2節 警察拘禁の極小化と被疑者取調べの在り方/石田倫識

第3節 警察拘禁の実際的意義──引野口事件を素材として/豊崎七絵



第3章 未決被拘禁者の権利保障



第1節 原則――「比例原則」を中心として/福井 厚

第2節 弁護人等以外の者との外部交通/中川孝博

第3節 弁護人等との外部交通と施設担当者の義務/緑 大輔

第4節 未決拘禁における社会的援助/斎藤 司



第4章 救済その他



第1節 不服申立て/平田和一

第2節 留置施設視察委員会について/佐藤元治



●資料1



第1節 比較法

1 イギリス/葛野尋之・豊崎七絵・石田倫識

2 アメリカ合衆国カリフォルニア州/緑 大輔

3 ドイツ/斎藤 司

4 フランス共和国/白取祐司

第2節 施設調査/豊崎七絵・石田倫識・中川孝博



●資料2 附属資料(CD-ROM)



(西)ドイツ刑事訴訟改正作業班『未決勾留――法律草案及び理由書』/福井 厚(監訳)