書籍詳細:裁判員制度の立法学

裁判員制度の立法学 討議民主主義理論に基づく国民の司法参加の意義の再構成

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,270円(本体価格 5,700円)
在庫なし
発刊年月
2009.10
ISBN
978-4-535-51713-4
判型
A5判
ページ数
304ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

国際的にもっとも注目される政治学ないしは公法学理論である討議民主主義理論を梃子に、裁判員制度の立法過程を跡づける。

目次

序 論



第1章 裁判員法の立法過程



1.前史

2.司法制度改革審議会における議論(第1ステージ)

3.司法制度改革推進本部裁判員制度・刑事検討会における議論(第2ステージ)

4.国会における議論(第3ステージ)



第2章 制度設計上の論点



1.第1ステージにおける主な争点

2.第2ステージにおける主な争点

3.第3ステージにおける主な争点



インタールード 分析視座としての討議民主主義理論



1.討議民主主義理論の本質的要素

2.公共的討議の意義の複線化



第3章 裁判員法の憲法適合性



1.裁判所の司法権行使の正統性

2.裁判員制度をめぐる憲法論議

3.討議民主主義理論による裁判員制度の意義の再構成

4.「陶冶の企て」としての裁判員制度



第4章 裁判員法の立法政策



1.討議民主主義理論に基づく国民の司法参加の制度設計

2.裁判員裁判の合議体の公共的討議の場としての特質

3.討議民主主義理論に基づく裁判員法の諸規定の評価



結 論