書籍詳細:臨床医が語る認知症の脳科学

臨床医が語る認知症の脳科学

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
在庫僅少
発刊年月
2009.11
ISBN
978-4-535-98319-9
判型
四六判
ページ数
180ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

「認知症の人の徘徊には目的がある」「アルツハイマー病では忘却の仕組みが働かない」など、最前線の知見が生き生きと語られる。

目次

第一話 脳と記憶とアルツハイマー病



1 記憶と脳の仕組み

2 アルツハイマー病の原因について

3 アルツハイマー病と、どうつきあっていくべきか



第二話 認知症のいろいろ



第三話 「忘れる」という脳の働きについて



1 最初から記憶されない場合

2 想起するのが遅れる記憶

3 かん違い(思い違い)

4 全生活史健忘

5 逆行性健忘

6 出来事記憶の固定化とクリックさんの説

7 無意識に起こる選択的な忘却

8 忘れることができない記憶の爆発――PTSDによるフラッシュバック

9 アルツハイマー病では忘却の仕組みがうまく働かない

10 脱条件反射の形成(脱条件づけ)は記憶の忘却の一種

11 出来事記憶はふつうは消えずに薄れていくだけ



第四話 私が見てきた脳と記憶についての研究の歩み



1 新しい研究のはじまり

2 研究の進歩と問題点

3 臨床研究者として考える根本的なこと

書評掲載案内

■2009年12月27日『読売新聞』(20面)