書籍詳細:ポスト社会主義の政治経済学
ポスト社会主義の政治経済学 体制転換20年のハンガリー:旧体制の変化と継続
- 紙の書籍
定価:税込 4,180円(本体価格 3,800円)
在庫なし
只今、在庫が不足しており納期が確定できないため、
オンラインでの受付ができません。
オンラインでの受付ができません。
紙の書籍のご購入
内容紹介
体制転換途上のハンガリーの政治経済を対象に、社会の転換・変化と、その変化の底流にある前時代からの継続という拮抗関係を分析。
目次
第1章 体制転換の哲学
国民経済計画の不可能性
体制転換(移行):何から何へ
配分と交換
社会の自己崩壊
社会主義は自立した社会構成体か
アポトーシス型社会とネクローシス型社会
社会転換のアポリア
「移行」と「転換」
社会転換のイデオロギー
ポスト社会主義のイデオロギー
第2章 ポスト社会主義の経済システム:国家資本主義と国庫資本主義
「漸次的」改革か、「急進的」改革か
体制転換のアポリア
資本の原始的蓄積
直接投資による再民営化
体制転換のエポック
国庫資本主義:生産と分配の非対称性
経済システムは収斂するか
第3章 借り物経済とゲストワーカー現象
借り物経済
資金調達と直接投資
産業分野による差異
ゲストワーカー現象:多国籍企業との共生現象
体制転換貴族―「甘え」の現象
借り物経済のマクロ分析
第4章 経済危機下の中欧経済:ハンガリー危機を分析する
危機の勃発
危機の構造
危機の原因
危機のコスト
危機の効用
危機の将来
第5章 ポスト社会主義の政治システム:オポチュニズムとポピュリズム
戦時のイデオロギーと平時のオポチュニズム
「左翼」-「右翼」分類の陳腐化
政治倫理の欠如
ポピュリズム
民族主義
遅れてやってきた政治の転換
第6章 歴史評価と統治の正統性
ホルン元首相叙勲騒動
ホルンの経歴と役割
平和的移行と統治の正統性
歴史的偶然と個人の役割
ナジ・イムレ処刑の評価
正統性の形式と実体
第7章 独裁権力下の個人と倫理
政治的転換の二つの型
「タブー」をめぐる抗争
治安警察との関わり
映画:Taking Side(対峙)
治安警察と粛清事件
ノエル・H. フィールド事件からライク粛清へ
狂気と化すスターリン主義
56年動乱への道
「父と子」
第8章 ポスト社会主義の社会分析:役人主権の変化と継続
「コメコン商品」:安かろう悪かろう
医師主権
役人主権
「コメコン事務所」
情報伝達の欠如と顧客軽視
公営企業の仕事振り
規律を欠く国会、けじめのないエリートたち
第9章 ポスト社会主義のイデオロギー:ネオ・リベラリズム
旧体制を引き摺る医療制度
「1ユーロ」をめぐる国民投票
複数保険制度―医療保険民営化構想
「コーヒーと紅茶」:コルナイの政府案批判
映画:Sicko
複数保険イデオロギー
第10章 コルナイ経済学をどう理解するか
経済学は科学か、それともレトリックか
コルナイの理論的軌跡
レトリックとアナロジー
理論と政策
コルナイ経済学の特質:理論か、それともイデオロギーか
結びに代えて
補 遺 ハンガリアン・コネクション:ノイマンとグローヴ
映画:A Beautiful Mind
映画短評
原作:"An Ugly Mind"
ノーベル経済学賞への疑念
異星人
アンディ・グローヴ
国民経済計画の不可能性
体制転換(移行):何から何へ
配分と交換
社会の自己崩壊
社会主義は自立した社会構成体か
アポトーシス型社会とネクローシス型社会
社会転換のアポリア
「移行」と「転換」
社会転換のイデオロギー
ポスト社会主義のイデオロギー
第2章 ポスト社会主義の経済システム:国家資本主義と国庫資本主義
「漸次的」改革か、「急進的」改革か
体制転換のアポリア
資本の原始的蓄積
直接投資による再民営化
体制転換のエポック
国庫資本主義:生産と分配の非対称性
経済システムは収斂するか
第3章 借り物経済とゲストワーカー現象
借り物経済
資金調達と直接投資
産業分野による差異
ゲストワーカー現象:多国籍企業との共生現象
体制転換貴族―「甘え」の現象
借り物経済のマクロ分析
第4章 経済危機下の中欧経済:ハンガリー危機を分析する
危機の勃発
危機の構造
危機の原因
危機のコスト
危機の効用
危機の将来
第5章 ポスト社会主義の政治システム:オポチュニズムとポピュリズム
戦時のイデオロギーと平時のオポチュニズム
「左翼」-「右翼」分類の陳腐化
政治倫理の欠如
ポピュリズム
民族主義
遅れてやってきた政治の転換
第6章 歴史評価と統治の正統性
ホルン元首相叙勲騒動
ホルンの経歴と役割
平和的移行と統治の正統性
歴史的偶然と個人の役割
ナジ・イムレ処刑の評価
正統性の形式と実体
第7章 独裁権力下の個人と倫理
政治的転換の二つの型
「タブー」をめぐる抗争
治安警察との関わり
映画:Taking Side(対峙)
治安警察と粛清事件
ノエル・H. フィールド事件からライク粛清へ
狂気と化すスターリン主義
56年動乱への道
「父と子」
第8章 ポスト社会主義の社会分析:役人主権の変化と継続
「コメコン商品」:安かろう悪かろう
医師主権
役人主権
「コメコン事務所」
情報伝達の欠如と顧客軽視
公営企業の仕事振り
規律を欠く国会、けじめのないエリートたち
第9章 ポスト社会主義のイデオロギー:ネオ・リベラリズム
旧体制を引き摺る医療制度
「1ユーロ」をめぐる国民投票
複数保険制度―医療保険民営化構想
「コーヒーと紅茶」:コルナイの政府案批判
映画:Sicko
複数保険イデオロギー
第10章 コルナイ経済学をどう理解するか
経済学は科学か、それともレトリックか
コルナイの理論的軌跡
レトリックとアナロジー
理論と政策
コルナイ経済学の特質:理論か、それともイデオロギーか
結びに代えて
補 遺 ハンガリアン・コネクション:ノイマンとグローヴ
映画:A Beautiful Mind
映画短評
原作:"An Ugly Mind"
ノーベル経済学賞への疑念
異星人
アンディ・グローヴ
書評掲載案内
■2010年03月21日付 『日本経済新聞』
■2010年03月29日付 『北日本新聞』
■2010年03月29日付 『北日本新聞』