書籍詳細:入門コーポレート・ファイナンス

入門コーポレート・ファイナンス

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫あり
発刊年月
2010.01
ISBN
978-4-535-55629-4
判型
A5判
ページ数
256ページ
Cコード
C3033
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

この企業・プロジェクトは投資に値するか。長年金融実務を経験した著者ならでは実践的画期的入門書。徹頭徹尾わかりやすく解説。

目次

第1章 企業と投資家と金融市場



1 コーポレート・ファイナンスと金融市場

2 企業の資本コストと投資家の求めるリターン

補論:金融市場の効率性の問題



第2章 資産の評価手法



1 現在価値評価――将来のお金を現在の価値に直して評価する

2 DCF手法――キャッシュフローで資産を評価する

3 永続するキャッシュフローと「ゼロ成長モデル」式

4 配当割引モデル(DDM)と定率成長モデル式――株式の評価

5 NPV(正味現在価値)投資プロジェクトをどう評価するか

補論:NPVとIRR(内部収益率)



第3章 企業価値評価の実践



1 企業財務入門

2 利益とキャッシュフロー

3 フリー・キャッシュフローの予想

4 割引率――資本コスト=加重平均資本コスト(WACC)を使う

5 企業価値の推定――アサヒビールの例

6 企業価値評価の利用

補論:企業分析に関する多少の注釈と企業の将来像予想の難しさ



第4章 資本コストと金融市場――投資家の要求リターン



1 投資家の要求リターン

2 エクイティ(株式)・コストの導出、CAPM式の利用

3 リスクとリターン――モダン・ポートフォリオ理論入門

4 エクイティ・コストに関するアドバイス

5 負債(デット)のコストを考える

補論:モダン・ポートフォリオ理論(MPT)と資本資産評価モデル(CAPM)



第5章 企業価値と企業経営



1 エクイティ、デットの価値と企業価値

2 企業の財務政策と企業価値、MM命題

3 MM命題の修正

補論:財務レバレッジ効果と財務リスク



第6章 オプション



1 オプション入門

2 オプション評価モデル

3 投資プロジェクト評価とリアル・オプション

4 エクイティとデットの価値

補論:リスク中立確率を使ったオプション価値の計算



第7章 企業の経営戦略と企業価値



1 M&Aと企業価値

2 M&Aを巡る争いとコーポレート・ガバナンス

3 企業の資金調達の多様化――「ハイブリッド証券」と証券化

書評掲載案内

■2010年03月15日付『金融財政事情』