書籍詳細:日本の国際化

日本の国際化 新しい世界秩序への模索

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  • 鴨 武彦
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  • 紙の書籍
定価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
在庫なし
発刊年月
1994.09
旧ISBN
4-535-06626-4
ISBN
978-4-535-06626-7
判型
四六判
ページ数
330ページ
Cコード
C3331
ジャンル

内容紹介

1990年代の世界は、世界政治経済の枠組みやダイナミズムを大きく変えようとしている。冷戦はなぜどのように終焉したのか。次の国際秩序はどのように再編されるのか。各分野の専門家が新鮮な感受性をもってこうした歴史の変革の複雑な歩みやこれからの方向、あり様を、分析・展開する。

目次

第1章 地球的共(協)生学としての「国際協力」
 1 問題の所在
 2 「国家安全保障」から「地球安全保障」へ
 3 冷戦後世界秩序の要件
 4 南北問題から地球的共(協)生へ

第2章 日本の国際関与と新国際秩序
 1 状況に対する二、三の定義
 2 地域社会の国際化
 3 地域社会の多元性と国際化政策
 4 グローバル・システムの変容
 5 ローカル・イニシアティブの台頭
 6 地域社会における国際関与の可能性
 7 地域社会の国際関与

第3章 地球環境管理における地球益と人類益
 1 地球環境問題とは何か
 2 地球環境管理制度の確立
 3 地球益と人類益の出現
 4 地球環境管理の合意形成における新たな動き
 5 地球環境管理の合意の実施における新しい動き
 6 日本の責任と役割

第4章 政党政治の国際化と地球選挙権
 1 国境を越える政党
 2 地球市民権の時代へ
 3 国際政党政治システム

第5章 アジア・太平洋における日本の「国際化」
 1 冷戦時代における日本に地位
 2 冷戦後、アジア回帰はあるか?
 3 地域的な結びつき
 4 冷戦後世界におけるグループ形成

座談会 冷戦後の世界と日本
 1 冷戦後の世界
 2 経済的リベラリズムの勝利か
 3 ネーション・ステートとナショナリズム
 4 日本の国際化