書籍詳細:地域政策アセスメント

地域政策アセスメント 自治体政策のセカンドオピニオン

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,960円(本体価格 3,600円)
在庫なし
発刊年月
2010.03
ISBN
978-4-535-55637-9
判型
A5判
ページ数
304ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

土地利用に関する基礎自治体の政策は真に効果を上げているのか。ケーススタディを通じて様々な問題を投げ、視点の転換を問う。

目次

序章 法と経済学的視点の概観:政策評価のセカンドオピニオンとして



1.『法と経済学』とは

2.都市計画でも経済学でも、『目的はひとつ:社会のため』

3.法と経済学的アプローチによるセカンドオピニオンの例示



1章  ケーススタディ(1)都市計画はわかりやすいか?:たとえば、自宅の用途地域を知っているか



1.背景と問題の主旨

2.わかりにくいとどうなるか 課題の整理

3.セカンドオピニオン 法と経済学からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



2章  ケーススタディ(2) 都市計画は信頼できるか?:その都市計画街路や公園は、いつ計画され、いつできあがるのか?



1.背景と問題の主旨

2.都市計画と整備状況の概要

3.セカンドオピニオン 法と経済学からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



3章 ケーススタディ(3)土地利用規制は必要か?:土地利用規制には、どのような効果があるか?



1.背景と問題の主旨

2.土地利用規制の概要と効果

3.セカンドオピニオン 法と経済学からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



4章 ケーススタディ(4)土地利用予測は的中しているか?:例えば市街化区域の面積や位置はどう予測するのか?



1.背景と問題の主旨

2.土地利用供給の配分の意味と課題

3.セカンドオピニオン 法と経済学からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



5章 ケーススタディ(5)土地利用規制は必要か:スプロールとは何か? 郊外住宅団地はスプロールか?



1.背景と問題の主旨

2.都市構造に関する認識

3.セカンドオピニオン 法と経済学からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



6章 ケーススタディ(6)都市中心部の移動は悪か?:にぎわいの場所は、駅前商店街だけか? 都市の中心は、こか? 変わらないのか?



1.背景と問題の主旨

2.都市構造の変化

3.セカンドオピニオン 法と経済学からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



7章 ケーススタディ(7)土地利用規制の『規模規定』は適正か?:○○以上の開発には許可が必要とよく聞く、正しいか?



1.背景と問題の主旨

2.規制の概要と効果

3.セカンドオピニオン 法と経済学的からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



8章 ケーススタディ(8)政策評価の視点は他に無いのか?:視点の転換―複数の視点での評価を試みる



1.背景と問題の主旨

2.政策評価の視点を変える意味

3.セカンドオピニオン 法と経済学的からの評価―視点の転換 クーポン、補償、訴訟、契約

4.Implication



9章  ケーススタディ(9)行政の各種政策・計画と土地利用政策は整合しているか?:広い範囲(Area)で見ると正反対の効果となる政策がないか?



1.背景と問題の主旨

2.行政の各種計画と土地利用コントロールの主体の整合

3.セカンドオピニオン 法と経済学的からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



10章  ケーススタディ(10)地域政策の意思決定は、基礎自治体(市町村)のみでよいか?



1.背景と問題の主旨

2.基礎自治体の意思決定の実態と課題

3.セカンドオピニオン 法と経済学からの評価

4.現実的問題の例示

5.Implication



11章 評価を経た総合政策の可能性:地域政策アセスメントの提案



1.『ケーススタディ』の整理

2.総合政策の原則

3.地域総合政策の提案

4.地域総合政策の現実課題

5.地域総合政策の実現に向けて



12章 Keywordsと論旨の整理



1.『総合政策評価』と『広域調整』

2.政策の責任

3.政策評価の分かれ目 自治体・広域調整主体の客観評価の蓄積を

4.地域総合政策の基本軸 『地域政策基礎調査』の確立と継続