第１章　イギリス法の歴史的分析



第1節 イギリス法における「型」と段階

第2節 イギリス近代法研究とその課題――若干の問題の提起

第3節 イギリス近代法の多元的構造――法の歴史的分析・再考

第4節 イギリス法史研究の系譜と変遷





第2章　司法国家制の歴史的構造



第1節 司法国家制の歴史的構造――近代イギリス統治構造分析・序

第2節 イギリス司法の歴史的構造についての一考察

第3節　名誉革命と法律家

第4節　イギリス司法の歴史的特質

第5節　イギリス憲法実像の現在――2つの世紀末における司法改革の論理と構造





第3章　イギリス公法的システムの法構造



第1節 コモン・ロー法史論における国家と社会

第2節 イギリスにおける「公共性」論への法学的アプローチーその序論的考察

第3節 両大戦間期におけるイギリスの法構造――30年代挙国政府の展開を中心にして

第4節 イギリスにおける行政改革

第5節 転換期の地方自治――イギリスとの比較を通じて





第4章　現代イギリス社会と法



第1節 イギリスにおける法改革・その新しい展開

第2節 現代イギリス社会と法――炭鉱ストライキを中心として

第3節 サッチャー政権の終焉とサッチャリズム

第4節 イギリスの住宅政策――持ち家政策は成功したか

第5節 イギリスの都市再開発と市民運動

第6節　社会・主義とブレア政権――現代イギリス法を読む視点





第5章　イギリス土地法の歴史的展開



第1節 近代的土地所有権をめぐって

第2節　土地所有関係法の現代的展開――1870年代以降のイギリスにおける展開

第3節　入会地とオープン・スペース

第4節　水利権研究への比較法的視点

第5節　19世紀イギリス土地所有関係法改革





第6章　論争的土地法学



第1節 「現代土地法論」への論争的アプローチ

第2節　所有権と公共性-基本法の所有権論

第3節　戦後日本の都市形成とその法理

第4節　住宅基本権の法概念

第5節　農業がかかえる真の問題とは

第6節　論争を誘発する法学の構想力