書籍詳細:損害賠償調整の法的構造

損害賠償調整の法的構造 請求者の行為と過失相殺理論の再構成のために

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,500円(本体価格 5,000円)
在庫なし
発刊年月
2011.04
ISBN
978-4-535-51763-9
判型
A5判
ページ数
276ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

過失相殺の領域設定に「時期」という新たな基軸を導入し、従来の過失相殺法理における「過失」理論にアンチテーゼを提起する。

目次

序 論 損害賠償の調整制度の課題

 第1節 本書の課題

 第2節 本書の構成



第1部 英国における損害賠償の調整制度

第1章 請求者の行為と損害賠償の調整制度

 第1節 請求者の行為の問題領域

 第2節 損害賠償の調整制度の位相

第2章 請求者の行為と「寄与過失」法理

 第1節 「寄与過失」法理の生成とその修正

 第2節 1945年法改正(寄与過失)法の制定とその射程

第3章 請求者の行為と「損害軽減義務」法理

 第1節 「損害軽減義務」法理に関する一般原則

 第2節 「損害軽減義務」法理の役割と意義



第2部 わが国における損害賠償の調整制度と展望

第4章 損害賠償の調整制度の到達点と課題

 第1節 過失相殺制度の変遷と到達点

 第2節 過失相殺法理の拡張と課題

第5章 債権法改正による損害賠償の調整制度と展望

 第1節 債権法改正に伴う過失相殺法理の再構成

 第2節 過失相殺規定の改正とその展望



終 章 損害賠償調整の法的構造