書籍詳細:[新版]原子力の経済学
[新版]原子力の経済学
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内容紹介
人間の生存とくらしを守る立場から、原子力のもつ巨大な負の経済効果を実証する。チェルノブイリの原発大事故を新たな視点にふまえ、石油・原子力文明葬送後の新世紀の地域社会像を模索。好評を博した旧版を全面改訂。
目次
はしがき
第一版へのはしがき
序 章/ウクライナ、次は日本かフランスか
台所異変
チェルノーゼム地帯のただ中で
風に運ばれて欧州全土へ
現実となった大型原子炉の核暴走
旧来の安全審査基準はもはや無効
核暴走は日本でもおこりうる
第1章/台所で考える原子力発電
「やかん」と「風車」と「自転車」と
圧力釜と火力発電
原子力発電の仕組み
原爆で茶をわかす?
一グラムのウランで何とやら
太陽光発電の「燃料費」とは?
圧力逃がし弁から噴出する放射能
大量流出する放射性廃液
第2章/春に芽の出ぬジャガイモの秘密
「原子力の平和利用」?
赤ん坊も油断できない
増加する照射食品
次の標的は家畜飼料か
地域性、季節性の喪失と迂回生産
第3章/電気料金からみた原子力発電
『種まく人』を買った笛吹川
創業以来無配当の株式会社?
地域独占の電力会社がもうかる仕組み
レートベースを膨張させる原発
日本原電の特異な存在理由
核燃料は“燃料にして燃料にあらず”?
ふえる一方の加工中等核燃料
原発と電気料金をめぐる虚偽と真実
第4章/免責だらけの原賠法
原子力危険の源泉
プライス=アンダーソン法の制定
日本における損害評価
日本の原子力損害賠償制度
地震一般も免責の民間保険
一〇〇億円をこえる損害はどうなる
原発の危険性をもっともよく知る人はだれか
第5章/石油を浪費する原子力発電
原子力は「石油代替エネルギー」か
実績値ぬきの希望的計算
石油代替の三つの含意
「石油おきかえ説」の検討
「エネルギー収支プラス説」と「石油有効利用説」の検討
高速増殖炉は死の灰を増殖する
第6章/砂漠化に帰着する文明
資源涸渇論をみるひとつの視角
燃料生産のエネルギー・コスト上昇
原材料のエネルギー・コスト変化
石炭液化や天然ガスの問題点
太陽エネルギー利用のエネルギー・コスト
水のエネルギー・コストあるいはエネルギーの水コスト?
第7章/電力需要の独占構造と地方自治の新しい課題
停電なしの感電王国
ロウソクなしでも真暗聞にならないための最小限の条件
公営水力発電所の発生電力量
需要独占の構造
不利な立場にある農協等の小水力発電
地方自治を踏みにじる電力需要独占
自然独占の再検討
電力供給の一元化ではなく地域性の確立を
第8章/水とともに生きる人びと
水をみる視角
都市の水収奪思想
克服の一方向――汚水の土嬢浄化法
水車と色川村
自活する山村へ
水車は生きている
水土に根ざす文化に向けて
第9章/コスト急上昇の原子力を超える
使用済み核燃料の再処理
巨大な再処理損失
廃炉の時代への接近
北海道幌延町の現場にて
原子炉等規制法の改悪
核ゴミ拒否の住民運動の高まり
林業の新しい展開
終 章/亡国に至るを知らざるは、これすなわち亡国
虚像としての「原子力平和利用」
国土総汚染計画
マイナス成長再論
日本の石炭問題
核兵器は安全か?
全世界が隠していたソ連・南ウラルの核災害
ラアーグの再処理工場事故
破局的な原発関連事故続出の可能性
原子力の政治学
付録・原子炉関連事故の世界史略年譜
参考文献
第一版へのはしがき
序 章/ウクライナ、次は日本かフランスか
台所異変
チェルノーゼム地帯のただ中で
風に運ばれて欧州全土へ
現実となった大型原子炉の核暴走
旧来の安全審査基準はもはや無効
核暴走は日本でもおこりうる
第1章/台所で考える原子力発電
「やかん」と「風車」と「自転車」と
圧力釜と火力発電
原子力発電の仕組み
原爆で茶をわかす?
一グラムのウランで何とやら
太陽光発電の「燃料費」とは?
圧力逃がし弁から噴出する放射能
大量流出する放射性廃液
第2章/春に芽の出ぬジャガイモの秘密
「原子力の平和利用」?
赤ん坊も油断できない
増加する照射食品
次の標的は家畜飼料か
地域性、季節性の喪失と迂回生産
第3章/電気料金からみた原子力発電
『種まく人』を買った笛吹川
創業以来無配当の株式会社?
地域独占の電力会社がもうかる仕組み
レートベースを膨張させる原発
日本原電の特異な存在理由
核燃料は“燃料にして燃料にあらず”?
ふえる一方の加工中等核燃料
原発と電気料金をめぐる虚偽と真実
第4章/免責だらけの原賠法
原子力危険の源泉
プライス=アンダーソン法の制定
日本における損害評価
日本の原子力損害賠償制度
地震一般も免責の民間保険
一〇〇億円をこえる損害はどうなる
原発の危険性をもっともよく知る人はだれか
第5章/石油を浪費する原子力発電
原子力は「石油代替エネルギー」か
実績値ぬきの希望的計算
石油代替の三つの含意
「石油おきかえ説」の検討
「エネルギー収支プラス説」と「石油有効利用説」の検討
高速増殖炉は死の灰を増殖する
第6章/砂漠化に帰着する文明
資源涸渇論をみるひとつの視角
燃料生産のエネルギー・コスト上昇
原材料のエネルギー・コスト変化
石炭液化や天然ガスの問題点
太陽エネルギー利用のエネルギー・コスト
水のエネルギー・コストあるいはエネルギーの水コスト?
第7章/電力需要の独占構造と地方自治の新しい課題
停電なしの感電王国
ロウソクなしでも真暗聞にならないための最小限の条件
公営水力発電所の発生電力量
需要独占の構造
不利な立場にある農協等の小水力発電
地方自治を踏みにじる電力需要独占
自然独占の再検討
電力供給の一元化ではなく地域性の確立を
第8章/水とともに生きる人びと
水をみる視角
都市の水収奪思想
克服の一方向――汚水の土嬢浄化法
水車と色川村
自活する山村へ
水車は生きている
水土に根ざす文化に向けて
第9章/コスト急上昇の原子力を超える
使用済み核燃料の再処理
巨大な再処理損失
廃炉の時代への接近
北海道幌延町の現場にて
原子炉等規制法の改悪
核ゴミ拒否の住民運動の高まり
林業の新しい展開
終 章/亡国に至るを知らざるは、これすなわち亡国
虚像としての「原子力平和利用」
国土総汚染計画
マイナス成長再論
日本の石炭問題
核兵器は安全か?
全世界が隠していたソ連・南ウラルの核災害
ラアーグの再処理工場事故
破局的な原発関連事故続出の可能性
原子力の政治学
付録・原子炉関連事故の世界史略年譜
参考文献