書籍詳細:民法(債権法)改正

民法(債権法)改正 民法典はどこにいくのか

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2011.05
ISBN
978-4-535-51819-3
判型
四六判
ページ数
368ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

法の劣化と混乱を招く債権法改正を批判する。法務省の思惑を明かにし、改正の真意と実態に迫る。パブコメに向けて世論の喚起を促す。

目次

第1部 序曲・債権法の改正と法制審議会

第1章 債権法改正の幕開け

第2章 民法部会の審議方針――「白紙」でのスタート論と、その実態

第3章 窮極の誘導――出来レース的な審議会の立ち上げ



第2部 債務不履行法の改正と、「国際的潮流」論

第4章 債務不履行をめぐる二種の先行した改正提案

第5章 民法改正をめぐる「国際的潮流」

    ――比較法学の憧憬の地、西洋は、日本国民の安住の地か?

第6章 法典の多条文化、条文の長文化と「国際的潮流」

第7章 債務不履行論の「国際的潮流」はいかなるものか

第8章 民法典の「改正」か「改悪」か



第3部 債権法改正と、法務省民事局の部局利害

第9章 目的なき民法改正

第10章 法務省民事局の人員体制

第11章 法務省民事局は、なぜ、かくも無理をするのか

    ――失われた権限の回復を求めて



第4部 パンデクテン体系の維持をめぐって

第12章 パンデクテン体系の一部修正提案と、反対論

    ――法律行為・消滅時効を「総則編」から「債権編」に移動させる提案

第13章 「出来レース」論と、デュー・プロセス

第14章 少数案に終わった「拡大幹事会」提案

    ――民法(債権法)改正検討委員会での採決

第15章 少数案の復活を求めて――法制審・民法部会の当初の審議

第16章 歴史は繰り返す:「出来レース論」再論



第5部 今、債権法改正手続きを考える

第17章 倫理としてのデュー・プロセスを求めて

第18章 パブリック・コメントに向けて

第19章 結章――「広く会議を興し、万機公論に決すべし」

書評掲載案内

■2011年5月22日付『日本経済新聞』

■2011年9月11日付『毎日新聞』9面

■2011年12月11日付『日本経済新聞』

■2012年6月25日付『赤旗』