書籍詳細:不動産バブルと景気

不動産バブルと景気

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2011.09
ISBN
978-4-535-55702-4
判型
A5判
ページ数
168ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

不動産バブルはなぜ起きるのか。経済にどんな影響をもたらすのか。

バブル対策は可能か。中国のバブルはどうなるか。

目次

はじめに



第1章 不動産バブルの事例

1 はじめに

2 日本の土地バブル(1980年代後半から90年代初め)

3 世界的な住宅バブル(2000年代)



第2章 バブル期における不動産市場の特徴

1  はじめに

2  日本の不動産関連データ

3  不動産価格の変化と市場取引

4 日本の不動産市場における「反時計回り」の観察

5 アメリカの不動産市場

6 バブルの警戒警報と取引量の重視

7 持続的成長を支える不動産市場にむけて



第3章 不動産バブルのメカニズム

1 はじめに

2 不動産市場及び不動産金融市場の枠組み

3 不動産バブルが発生しない場合

4 不動産バブルが発生する場合

5 日本、アメリカにおける不動産バブル発生の状況

6 不動産バブルの崩壊過程

7 不動産バブル対策と公有地競争入札中止の評価

8 ファイナンシャル・アクセルレーター、再帰性の議論との比較

9 本章で展開した仮説の有効性

10まとめ



第4章 住宅地価格とファンダメンタルズ

1 はじめに

2 人口と所得からみる住宅価格のファンダメンタルズ

3 所得と人口からみるアイルランドの住宅価格ファンダメンタルズ

4 人口と所得からみる日本の住宅地地価ファンダメンタルズ

5 住宅価格とレント(地代・賃料)



第5章 長期に見る土地総額とGDPの比

1 はじめに

2 マクロの土地総額とGDP

3 日本の都道府県別データによる収束と波及の検討

4 土地総額の対GDP比を決めるもの(理論的検討)

5 都道府県別パネルデータによる実証研究

6 資本移動と内生的成長

7 長期均衡へのインプリケーション



第6章 不動産バブルの影響

1 はじめに

2 資源配分への影響

3 資産及び所得分配への影響

4 景気変動への影響



第7章 金融システムと不動産担保

1 はじめに

2 地方銀行の貸出

3 不良債権と債権回収



第8章 不動産バブルは防げるか

1 はじめに

2 バブル崩壊を予測する指標(いわゆるearly warning indicators)の開発

3 不動産バブルの膨張を抑止する政策的な手段

4 政策発動のタイミング



第9章 中国の不動産バブルはどうなるか

書評掲載案内

■『エコノミスト』2011.12.20号