書籍詳細:代理法理の探究

代理法理の探究 「代理」行動様式の現代的深化のために

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 11,000円(本体価格 10,000円)
在庫なし
発刊年月
2011.11
ISBN
978-4-535-51861-2
判型
A5判
ページ数
804ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

「法律行為の代理」ではなく「代理なる法律行為」として、代理を、本人・代理人・相手方の「三当事者法律行為」形象として提言。

目次

序 論 「代理法理」探求の目的――代理法理の現代法化



第1部 「代理法理」探求の課題と視点

     ――〈本人・代理人・相手方三者「代理システム」利用〉

        行動様式を私法上、秩序づけるための課題と視点

 序

 第1章 代理の沿革と代理類似制度からみた課題と視点

 第2章 代理制度の社会的機能とその進展

 第3章 代理の効果からみた課題と視点

 第4章 代理の三角関係からみた課題と視点



第2部 ドイツにおける代理の法的構成論の再検討

 序

 第1章 本人行為説・共同行為説・三面契約説の再検討

 第2章 ドイツにおける代理人行為説の再検討

 第3章 Müller-Freienfelsの統一要件論の再検討

 第4章 Müller-Freienfels代理論以降の諸見解の再検討

 第5章 ドイツ代理論の小括



第3部 わが国における代理の法的構成論の再検討

 序

 第1章 わが国における代理制度の沿革と法的構成

 第2章 代理人行為説の生成展開

 第3章 Müller-Freienfels 代理論の影響

 第4章 代理人行為説の新展開

 第5章 Fremdwirkung 論への展開

 第6章 代理の法的構成不要論の展開

 第7章 三当事者法律行為論の萌芽

 第8章 民法(債権法)改正検討委員会案と代理の法的構成論



第4部 代理法理についての私見の展開――「三当事者法律行為」形象の提唱

 序

 第1章 代理の法的構成に当たっての前提課題

 第2章 「三当事者法律行為」構成についての仮定的提言

 第3章 代理の法的構成論の有用性と限界

 第4章 本人・代理人・相手方相互の「信認関係」



第5部 「代理なる法律行為」の法律関係

 序

 第1章 本人の意思作用に係わる法律関係

 第2章 代理人の意思作用に係わる法律関係

 第3章 相手方の意思作用に係わる法律関係



第6部 「有権代理濫用リスク」への対応法理

 序

 第1章 代理なる法律行為における「意思表示の効力に影響を及ぼすべき事実」

 第2章 「代理許諾意思表示」=代理権の濫用

 第3章 自己契約・双方代理=利益相反行為



第7部 「無権代理リスク」への対応法理

 序

 第1章 「代理許諾意思表示=代理権」不存在行為への対応

 第2章 「代理許諾意思表示=代理権不存在リスク」規律と相続

 第3章 「無権代理」規律

 第4章 「表見代理」規律



終 論

正誤情報

2011.11.22 errata51861-1_1.pdf

正誤情報のファイル名=凡例

errata12345-m_n.txt
ファイル名の「m_n」は、その書籍の「第 m 版第 n 刷」の正誤表であるかを示しています。
PDFファイルになっている正誤情報をご覧になるには、Adobe Reader(無償)が必要です。
ソフトが必要な方はAdobe Reader公式サイトをご覧下さい。