書籍詳細:うつ病の常識はほんとうか

うつ病の常識はほんとうか

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2011.12
ISBN
978-4-535-98356-4
判型
四六判
ページ数
200ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

『なぜうつ病の人が増えたのか』で、うつ病急増の謎を明らかにした著者が、再びうつ病の真実に挑む。医者も信じる常識はほんとうか。

目次

第1章 なぜ自殺者は3万を超えているのか

 長期経過から見た日本の自殺者数/人口構造を標準化した自殺率

 /自殺率が高い国、低い国自殺対策の方向性

第2章 ストレスは増えているのか?

 客観的な豊かさの指標/なぜ世の中が改善してもストレスは減らないのか?

 /ネガティビィティ・バイアスとメディア/ストレスへの気づきと検証

第3章 どんな性格の人がうつ病になりやすいか?

 なぜ新型うつ病が注目されるのか?/うつ病と性格

 /テレンバッハとメランコリー親和型/どんな性格の人がうつ病になりやすいのか

 /なぜ日本ではメランコリー親和型が受け入れられたのか

 /うつ病と性格と日本人論

第4章 うつ病の診断基準とは

 1980年代以前 ドイツ精神医学の時代――心理的な抑うつは病気ではない

 /1980年代以降 DSM‐IIIの誕生――定義は棚上げに/DSMの問題点とは?

 /DSMに固有の問題点

第5章 薬の適切な用量はどうやって決めるのか

 用量依存性とは?/効果の用量依存性/副作用の用量依存性

 /どのくらい投与量が適切か/多剤大量処方に陥りやすい考え方