書籍詳細:世界の公私協働

世界の公私協働 制度と理論

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,050円(本体価格 5,500円)
在庫なし
発刊年月
2012.02
ISBN
978-4-535-51844-5
判型
A5判
ページ数
328ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

諸外国における公私協働の実態と法理論の両面からアプローチし、その現状を分析する。日本における公私協働のあり方と理論に寄与する書である。

目次

はしがき/岡村周一

第1編 イギリス

第1章 イギリス地方戦略協働組織と地方協定/大田直史

第2章 イギリスにおける公私協働

    ――サードセクターによる公共サービスの提供/榊原秀訓

第3章 イギリスにおける公的サービス提供の受託者と司法審査/岡村周一

第4章 「協働的プランニング」の社会的構成

    ――紹介:Patsy Healey,"Collaborative Planning"/角松生史



第2編 アメリカ

第1章 アメリカ公法学における「協働」の観念について/稲葉一将

第2章 アメリカにおける「協働」論の展開

    ――民間化、協調、官民連携/正木宏長

第3章 私人による土地利用規制の法的統制

    ――アメリカにおけるカベナントを素材として/西田幸介



第3編 ドイツ

第1章 ドイツにおける公私協働(Public Private Partnership)の構造と戦略

    /ヤン・ツィーコー(訳/磯村篤範)

第2章 私人による「公権力の行使」――航空管制権限をめぐって/戸部真澄

第3章 「保証国家」とは何か/山田 洋

第4章 公私協働の進展と国家観の変化

    ――ドイツにおけるシュッペルトとブレーメングループの論争/梶 哲教

第5章 保障国家における法律の役割

    ――消費者の安全保護のガバナンスの日独比較/高橋明男

第6章 ドイツにおける公私協働論と行政契約論の発展・展開/岸本太樹

第7章 公共委託発注をめぐる法制度の動向/荒木 修

第8章 私人による警察活動とその統制

    ――ドイツ警察法における2つの公私協働モデルを素材にして/米田雅宏



第4編 フランス

第1章 フランスにおける公私協働論の潮流/木村琢磨

第2章 フランス法における公私協働――行政契約法の基層という視点から/亘理 格



第5編 アジア諸国

第1章 韓国における公私協働の現況と改善課題/金 海龍(訳/李 孝慶)

第2章 社会基盤施設のための民間投資制度の法的問題/金 光珠(訳/李 孝慶)

第3章 公私協働契約の商法的観点からの評価/李 孝慶

第4章 台湾における協働論――PFI法とETC事件を中心に/蔡 秀卿

第5章 協働論の方法、論点および課題/紙野健二



世界の公私協働の諸相――本書の総括に代えて/人見 剛

あとがき/人見 剛