書籍詳細:家は夏も冬も旨とすべし

家は夏も冬も旨とすべし 温熱環境から考える快適・健康住宅

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫僅少
発刊年月
2012.03
ISBN
978-4-535-58605-5
判型
四六判
ページ数
208ページ
Cコード
C1052
ジャンル

内容紹介

車を買うときには燃費を気にするのに家の性能を軽視しがちな日本人。最高水準の住みごこちとエコロジーを体現する発想と技術とは。

目次

第1章 住宅の性能と光熱費の関係



1 家は「夏を旨とすべし」か

2 採暖と暖房

3 部分冷暖房と全館冷暖房

4 断熱・気密・全館冷暖房・計画換気

5 性能の目安

6 冷暖房は間欠運転より連続運転

7 オール電化の考え方

8 寒さと日射取得

9 暑さと日射遮へ

10 自然エネルギーか、性能か

11 バイオマスにも目を向ける

12 ヒートポンプの可能性

13 「工法」に惑わされない

14 高性能+節約



●インタビュー 山下恭弘さんに聞く

    高性能の住宅は決して高くない



第2章 住宅の性能と健康



1 「温熱環境」って何?

2 結露とカビとダニの関係

3 きれいな空気の家に住む

4 家が原因の病気とケガ

5 バリアだらけの家

6 「狭さ」というバリア



●インタビュー 長谷川雅浩さんに聞く

    住まいづくりに本当に必要な情報とは



第3章 リフォームと断熱改修



1 中古住宅には価値がない?

2 怖いリフォーム

3 リフォームと断熱改修の分岐点

4 部位別の断熱改修

5 外装材の選択

6 老後の健康と安心に投資する

7 減築するメリット

8 部分的な断熱改修の問題点

9 家族の思い出を継承する

10 リノベーション=住宅再生

11 数値で判断する耐震性

12 耐震、制震、免震の違い



●インタビュー 長谷川兼一さんに聞く

    家を壊さず性能を向上させる断熱改修



第4章 間取りの発想を変える



1 30年後の生活を考える

2 可変性を前提とした家

3 「結界」の美意識とその応用

4 二世帯住宅の効用

5 伝統の知恵の善し悪し

6 モノと収納にあふれた家

7 日本人の身体性と家具の関係

8 プライバシーは必要か



●インタビュー 米木英雄さんに聞く

    住宅における最大のバリアは「狭さ」である



第5章 家と人



1 家と人の関わり

2 壁の在処

3 子ども部屋

4 偶然の仕業

5 小さな家

6 「間」の豊饒

7 House or Home ?

8 言葉

9 遠くからの視点