書籍詳細:不惑の日中関係へ

不惑の日中関係へ 元外交官の考察と提言

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
在庫なし
発刊年月
2012.04
ISBN
978-4-535-58621-5
判型
四六判
ページ数
264ページ
Cコード
C3031
ジャンル

内容紹介

東西二つの超大国の間で、われわれはどこに向かって歩むべきか。中国に深い関心をもちつづける硬骨の元外交官が提言する。

目次

第1章 いま、中国は――未完の「革命」

  1 天安門広場で考えたこと

  2 孔子と毛沢東――見えざる暗闘

  3 上海万博とその政治性

  4 チベットで肌で感じたこと

  5 日中戦争の拠点・重慶を訪ねて

  6 旧「満州国」統治の拠点・瀋陽を訪ねて

  7 劉暁波のノーベル平和賞受賞――「それでも、地球は回る」

  8 中東と台湾から吹く「ジャスミンの風」

  9 「脱革命化」する中国と「新人類」

  10 未完の「中国革命」

第2章 転機にある日中関係

  1 「尖閣諸島問題」はどうして発生したのか

  2 「日中友好」は幻想か

  3 「中国の脅威」の実態

  4 中国を侮ってはならない――歴史の教訓

  5 日中「知力競争」の時代へ

第3章 米中の狭間でいかに日本は生き延びるか

  1 ユーラシア大陸の座標――中国と日本

  2 朝鮮半島の重要性――ユーラシア大陸との「懸け橋」

  3 「第三の大国」ロシアにいかに対処するか

  4 台湾問題――残存する「冷戦の火種」

  5 超大国米国といかにつきあうか――自主独立・平和外交の推進

  6 「危うい大国」中国といかにつきあうか──あくまで敬と礼を尽くす

第4章 日本の将来を考える

  1 東日本大震災の衝撃と意義

  2 避けて通れない「歴史問題」

  3 「政権交代」とはいったい何だったのか

  4 国家百年の計

書評掲載案内

■2012年6月26日付『国際貿易』