書籍詳細:もう少し知りたい統合失調症の薬と脳[第2版]
シリーズ:こころの科学叢書
もう少し知りたい統合失調症の薬と脳[第2版]
- 紙の書籍
定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
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内容紹介
妄想に薬が効く理由から、光によるこころの病の検査まで、好評を受けバージョンアップ! 担当医には聞きにくい統合失調症の「なぜ」に、さらに答える。
目次
第1章 薬が効くってどういうこと?
1 妄想が薬で治るのか?
2 本人の体験
3 妄想の改善のされ方
4 妄想に効く薬
5 同じ薬で健康な人は
6 妄想への効果の仕組み
7 薬の効果の解明の順序
8 あらためて妄想とは
9 ドーパミンと妄想
10 統合失調症の妄想
11 薬が効かない妄想
12 妄想が生じない仕組み
第2章 薬を止めたいのだけれど…
1 治療の中断は困ったことである
2 中断ではなく終了である
3 治療を続けるほうが不自然なのかもしれない
4 治療の見通しと生涯治療計画を提供する
5 治療継続のための意志と意欲
6 治療目標を患者と共有する
7 精神症状と生活機能
8 患者にとってのリハビリテーション
9 薬を自分で調節する
10 治療の対象は病気である
11 臨床検査で病状を判断する
12 病気についての患者の気持ち
13 日常語での診察
第3章 いつまで飲まなければいけないの?
1 「薬はいつまで?」
2 「なぜやめてはいけないのですか?」
3 「再発しても治ればよいのでは?」
4 ガイドラインの回答
5 「ときどき飲むのはどうですか?」
6 「そもそも治るのですか?」
7 病状回復の時間経過
8 「検査でわからないのですか?」
9 薬物療法終結の心理的意義
10 おわりに
第4章 薬が効く仕組み
1 なぜ薬が効くのか?
2 「なぜ薬が効くのか?」が完全に明らかなわけではない
3 抗精神病薬の効果
4 薬の効果から精神症状を考え直す
5 抗精神病薬の作用は対症療法か?
6 抗精神病薬のドーパミン受容体遮断仮説
7 ドーパミン仮説の修正
8 ドーパミン神経系とは?
9 行動薬理学からみた脳内ドーパミン系と抗精神病薬
10 認知機能障害と抗精神病薬
11 生体の治癒力と抗精神病薬の作用
12 抗精神病薬療法と心理社会的治療は相乗的に作用する
13 統合失調症になぜ薬が効くのか?ーーまとめ
第5章 生活がうまくいかないわけ
1 精神疾患と認知機能障害
2 捉えにくい日常生活の障害
3 日常生活の障害を捉える視点
4 日常生活障害の評価は難しい
5 事物を対象とした障害――認知機能障害
6 他人についての障害
7 自分についての障害
8 非特異的な日常生活の障害
9 認知機能障害としての統合失調症
10 生活障害と生活療法の脳科学
第6章 働きたい気持ちをかなえる
1 社会で働くことの困難
2 作業の困難
3 一連の作業をするうえでの困難
4 働くなかでの人間関係
5 働く意欲をもつ
6 統合失調症の認知機能障害
7 認知機能障害の特徴にもとづいた就労支援
8 病院の診察室と社会のなかでの生活
第7章 統合失調症の脳のしくみ
1 統合失調症の脳の仕組みを知るために
2 幻聴はどうして聞こえてくるのか?
3 脳の構造と幻聴
4 自我障害
5 人と物
6 脳構造と神経細胞
7 統合失調症の原因
8 治療と予防
第8章 統合失調症治療のこれから
1 ニーズとサービス
2 ニーズを知る
3 サービスを近づける
4 新しいサービスを実現する
5 ニーズを予防する
付録(1) 統合失調症とはーー診断と治療の基礎知識
1 病気の特徴
2 統合失調症とは
3 発症しやすい年代
4 症状
5 診断
6 病型
7 原因
8 治療
9 経過
10 家族や周囲の人の対処法
11 予後と生活のアドバイス
12 間違いやすい病気
付録(2) 脳の働きとこころ――脳科学の発展
1 脳科学の発展の歴史
2 感覚と知(理性)についての解明
3 情(感情・情動)についての解明
4 対人関係についての解明
5 意・自我についての解明
6 脳科学発展の方向
7 事物・他者・自己
8 脳科学のこれからーー行動する脳
9 脳と生活と精神疾患
付録(3) 光でこころを見る――脳検査の実用化と当事者中心の医療
1 こころを見る
2 光トポグラフィー検査
3 こころの病へのNIRSの応用
4 こころの病の検査を実用化する
1 妄想が薬で治るのか?
2 本人の体験
3 妄想の改善のされ方
4 妄想に効く薬
5 同じ薬で健康な人は
6 妄想への効果の仕組み
7 薬の効果の解明の順序
8 あらためて妄想とは
9 ドーパミンと妄想
10 統合失調症の妄想
11 薬が効かない妄想
12 妄想が生じない仕組み
第2章 薬を止めたいのだけれど…
1 治療の中断は困ったことである
2 中断ではなく終了である
3 治療を続けるほうが不自然なのかもしれない
4 治療の見通しと生涯治療計画を提供する
5 治療継続のための意志と意欲
6 治療目標を患者と共有する
7 精神症状と生活機能
8 患者にとってのリハビリテーション
9 薬を自分で調節する
10 治療の対象は病気である
11 臨床検査で病状を判断する
12 病気についての患者の気持ち
13 日常語での診察
第3章 いつまで飲まなければいけないの?
1 「薬はいつまで?」
2 「なぜやめてはいけないのですか?」
3 「再発しても治ればよいのでは?」
4 ガイドラインの回答
5 「ときどき飲むのはどうですか?」
6 「そもそも治るのですか?」
7 病状回復の時間経過
8 「検査でわからないのですか?」
9 薬物療法終結の心理的意義
10 おわりに
第4章 薬が効く仕組み
1 なぜ薬が効くのか?
2 「なぜ薬が効くのか?」が完全に明らかなわけではない
3 抗精神病薬の効果
4 薬の効果から精神症状を考え直す
5 抗精神病薬の作用は対症療法か?
6 抗精神病薬のドーパミン受容体遮断仮説
7 ドーパミン仮説の修正
8 ドーパミン神経系とは?
9 行動薬理学からみた脳内ドーパミン系と抗精神病薬
10 認知機能障害と抗精神病薬
11 生体の治癒力と抗精神病薬の作用
12 抗精神病薬療法と心理社会的治療は相乗的に作用する
13 統合失調症になぜ薬が効くのか?ーーまとめ
第5章 生活がうまくいかないわけ
1 精神疾患と認知機能障害
2 捉えにくい日常生活の障害
3 日常生活の障害を捉える視点
4 日常生活障害の評価は難しい
5 事物を対象とした障害――認知機能障害
6 他人についての障害
7 自分についての障害
8 非特異的な日常生活の障害
9 認知機能障害としての統合失調症
10 生活障害と生活療法の脳科学
第6章 働きたい気持ちをかなえる
1 社会で働くことの困難
2 作業の困難
3 一連の作業をするうえでの困難
4 働くなかでの人間関係
5 働く意欲をもつ
6 統合失調症の認知機能障害
7 認知機能障害の特徴にもとづいた就労支援
8 病院の診察室と社会のなかでの生活
第7章 統合失調症の脳のしくみ
1 統合失調症の脳の仕組みを知るために
2 幻聴はどうして聞こえてくるのか?
3 脳の構造と幻聴
4 自我障害
5 人と物
6 脳構造と神経細胞
7 統合失調症の原因
8 治療と予防
第8章 統合失調症治療のこれから
1 ニーズとサービス
2 ニーズを知る
3 サービスを近づける
4 新しいサービスを実現する
5 ニーズを予防する
付録(1) 統合失調症とはーー診断と治療の基礎知識
1 病気の特徴
2 統合失調症とは
3 発症しやすい年代
4 症状
5 診断
6 病型
7 原因
8 治療
9 経過
10 家族や周囲の人の対処法
11 予後と生活のアドバイス
12 間違いやすい病気
付録(2) 脳の働きとこころ――脳科学の発展
1 脳科学の発展の歴史
2 感覚と知(理性)についての解明
3 情(感情・情動)についての解明
4 対人関係についての解明
5 意・自我についての解明
6 脳科学発展の方向
7 事物・他者・自己
8 脳科学のこれからーー行動する脳
9 脳と生活と精神疾患
付録(3) 光でこころを見る――脳検査の実用化と当事者中心の医療
1 こころを見る
2 光トポグラフィー検査
3 こころの病へのNIRSの応用
4 こころの病の検査を実用化する
書評掲載案内
■2012年7月22日付『朝日新聞』