書籍詳細:魚の経済学[第2版]
魚の経済学[第2版] 市場メカニズムの活用で資源を護る
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定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
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内容紹介
衰退する日本の漁業に追い討ちをかけるかのように襲った津波震災。この苦難を乗り越える活路はあるか。経済学の視点から考える。
目次
序章 日本の食を支える野生生物──さかな
生産も消費も心配事だらけ
理想と現実のギャップ
まず1歩、漕ぎだそう
第1章 漁業は見えざる手に導かれず
魚だって資源だ!
資源管理は難しい
一般人も規制を受ける
経済学でわかることは何か
マイワシの激減をどう見るか
マイワシはレジームシフト
キチジの減少をどう見るか
見えざる手に導かれ、資源が……
ジェリーさんとフィリピンのカニ資源
消費者からのアプローチ
第2章 カツオがマグロに、タラがカニに
カツオは国際商品
マグロは食べられなくなる?
ツナ缶の生産拠点はタイ
ツナ缶の消費拠点は欧米
シーフードは上級財
カニカマの消費拠点も欧米
カニカマ・SURIMI小史
ベーリング公海を舞台にコモンズの悲劇
第3章 魚を獲る仕事、魚を獲る遊び
中国は川の漁業が得意
日本は川の漁業が苦手
中国の偽装問題
効率だけではない内水面漁業
伝家の宝刀、漁業権
新規の漁業就業者は2000人
釣り人は1200万人
釣りはレジャーか仕事か
第4章 海洋大国ニッポン
海の日のきっかけは海洋法
TACによる漁獲規制
海洋法条約ができるまで
日本の批准は遅かった
くすぶる領有権問題
日中韓暫定水域は三方一両損?
海の境界線、領海とEEZ
日本はEEZの広さで世界7位!
モンゴルで獲れた魚?
第5章 魚の値段と油の値段
捕鯨オリンピックの時代
商業捕鯨モラトリアムへ
いまも漁業はオリンピック方式
オリンピック方式の功罪
燃油高騰が経営を圧迫
漁業者のスト
灯光利用漁業が消費するエネルギー
IQ方式の功罪
南極の氷を詰め込んで
第6章 魚市場とレモン市場
産地偽装はなぜ起きるか
水産物の流通と偽装
原産地・原料原産地の読み方
食品表示、読解力テスト
なぜ消費者はだまされるのか
消費者がとる逆選択行動
活け〆の鯛は高級料理店へ
安全・安心はどこに
海外でも偽装問題
第7章 食料自給率のマジック
魚介類は自給率目標の優等生
自給率が上昇した原因
矛盾だらけの自給率
天然の生簀=海
日本人は魚を食べているか
日本人が食べている魚
日本人は魚食いチャンピオン
マジックには種がある
第8章 漁業はエコか
良い漁法・悪い漁法
底引き網は混獲
定置網は省エネ・省力型
まき網はドルフィン・セーフ
マグロはえ縄はサメ漁業
養殖は漁業よりエコか
エビ養殖とマングローブ伐採
埋立てを免れた三番瀬
水産業・漁村の多面的機能
地球温暖化と漁業
第9章 漁業における貧困と格差
日本の漁業の近代化
レントの発生と消滅問題
フィリピン沿岸漁民の暮らし
バロタクヌエボ町のEBさん一家
アニラオ町のGMさん一家
バナテ町のPEさん一家
OFW頼みの家計
格差なき貧困
高利貸しvs協同組合
沖合漁業のセレブ
漁業と他産業の格差
第10章 水産物貿易のドライバー
昔から長かったフードマイレージ
親魚と魚卵の市場
連産品の価格と供給量
「4定条件」とサバ輸入
日本の輸出入品目
非食用の水産物
中国・韓国との貿易
イカにIQがあるの?
第11章 震災が浮き彫りにした日本漁業のミステリー
壊れた漁港が300港!
壊れた漁船が3万隻!
「復興しても担い手がいないようでは困る」
漁業者は「通勤」できないのか
産業クラスターとしての水産都市
三陸は一大輸出基地だった
復旧から生まれる復興の芽
第12章 人間の幸せか、魚の幸せか
魚の人生を考える
持続可能生産量
最大持続可能生産量
魚の幸せ:fish welfare
豆取りゲームと漁業者の幸せ
個別割当方式をめぐる大論戦
日本に根付くかITQ
2048年、漁業資源は崩壊する!
漁業に必要な市場メカニズム
資源管理はTACのみにあらず
魚と経済、結びついたかな
生産も消費も心配事だらけ
理想と現実のギャップ
まず1歩、漕ぎだそう
第1章 漁業は見えざる手に導かれず
魚だって資源だ!
資源管理は難しい
一般人も規制を受ける
経済学でわかることは何か
マイワシの激減をどう見るか
マイワシはレジームシフト
キチジの減少をどう見るか
見えざる手に導かれ、資源が……
ジェリーさんとフィリピンのカニ資源
消費者からのアプローチ
第2章 カツオがマグロに、タラがカニに
カツオは国際商品
マグロは食べられなくなる?
ツナ缶の生産拠点はタイ
ツナ缶の消費拠点は欧米
シーフードは上級財
カニカマの消費拠点も欧米
カニカマ・SURIMI小史
ベーリング公海を舞台にコモンズの悲劇
第3章 魚を獲る仕事、魚を獲る遊び
中国は川の漁業が得意
日本は川の漁業が苦手
中国の偽装問題
効率だけではない内水面漁業
伝家の宝刀、漁業権
新規の漁業就業者は2000人
釣り人は1200万人
釣りはレジャーか仕事か
第4章 海洋大国ニッポン
海の日のきっかけは海洋法
TACによる漁獲規制
海洋法条約ができるまで
日本の批准は遅かった
くすぶる領有権問題
日中韓暫定水域は三方一両損?
海の境界線、領海とEEZ
日本はEEZの広さで世界7位!
モンゴルで獲れた魚?
第5章 魚の値段と油の値段
捕鯨オリンピックの時代
商業捕鯨モラトリアムへ
いまも漁業はオリンピック方式
オリンピック方式の功罪
燃油高騰が経営を圧迫
漁業者のスト
灯光利用漁業が消費するエネルギー
IQ方式の功罪
南極の氷を詰め込んで
第6章 魚市場とレモン市場
産地偽装はなぜ起きるか
水産物の流通と偽装
原産地・原料原産地の読み方
食品表示、読解力テスト
なぜ消費者はだまされるのか
消費者がとる逆選択行動
活け〆の鯛は高級料理店へ
安全・安心はどこに
海外でも偽装問題
第7章 食料自給率のマジック
魚介類は自給率目標の優等生
自給率が上昇した原因
矛盾だらけの自給率
天然の生簀=海
日本人は魚を食べているか
日本人が食べている魚
日本人は魚食いチャンピオン
マジックには種がある
第8章 漁業はエコか
良い漁法・悪い漁法
底引き網は混獲
定置網は省エネ・省力型
まき網はドルフィン・セーフ
マグロはえ縄はサメ漁業
養殖は漁業よりエコか
エビ養殖とマングローブ伐採
埋立てを免れた三番瀬
水産業・漁村の多面的機能
地球温暖化と漁業
第9章 漁業における貧困と格差
日本の漁業の近代化
レントの発生と消滅問題
フィリピン沿岸漁民の暮らし
バロタクヌエボ町のEBさん一家
アニラオ町のGMさん一家
バナテ町のPEさん一家
OFW頼みの家計
格差なき貧困
高利貸しvs協同組合
沖合漁業のセレブ
漁業と他産業の格差
第10章 水産物貿易のドライバー
昔から長かったフードマイレージ
親魚と魚卵の市場
連産品の価格と供給量
「4定条件」とサバ輸入
日本の輸出入品目
非食用の水産物
中国・韓国との貿易
イカにIQがあるの?
第11章 震災が浮き彫りにした日本漁業のミステリー
壊れた漁港が300港!
壊れた漁船が3万隻!
「復興しても担い手がいないようでは困る」
漁業者は「通勤」できないのか
産業クラスターとしての水産都市
三陸は一大輸出基地だった
復旧から生まれる復興の芽
第12章 人間の幸せか、魚の幸せか
魚の人生を考える
持続可能生産量
最大持続可能生産量
魚の幸せ:fish welfare
豆取りゲームと漁業者の幸せ
個別割当方式をめぐる大論戦
日本に根付くかITQ
2048年、漁業資源は崩壊する!
漁業に必要な市場メカニズム
資源管理はTACのみにあらず
魚と経済、結びついたかな
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■2012年8月9日付『みなと新聞』