書籍詳細:戦後法学と憲法 長谷川正安先生追悼論集
戦後法学と憲法 長谷川正安先生追悼論集 ――歴史・現状・展望
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定価:税込 16,500円(本体価格 15,000円)
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内容紹介
戦後日本の憲法学界、民主主義法学界をリードし続けた長谷川正安先生を追悼し、戦後法学及び憲法を総合的、多角的な視角から分析した「論説」と 「随想」で構成する論文集。
目次
はしがき/編者
長谷川正安先生の生涯/森 英樹
第一部 近現代史の中の法と法学
1 思想・比較・歴史・方法
市民革命論は「消滅」したのか /戒能通厚
「ルソーの立憲主義」をめぐって/樋口陽一
蘇える革命思想家 ジェラード・ウィンスタンリ/浦田賢治
法・権利・財産/長谷部恭男
多文化主義と「家族の名誉のための殺人」/内野正幸
21世紀、社会科学の根本的新課題/針生誠吉
フランスにおける憲法裁判の性格/植野妙実子
ロシア連邦憲法裁判所の法的見解についての一考察/杉浦一孝
張作霖爆殺事件の責任/岩村 等
明治政治神学覚書/古川利通
ヴァン・デル・ルッベ法における遡及処罰法理の史的構造/本田 稔
戦前のわが国労働法理論の系譜と特質/片岡 昇
労働法の特質と法解釈方法論/西谷 敏
2 平和主義・人権・統治機構
米軍駐留と基地/浦田一郎
近代社会思想が語る自然と社会の「混合状態」と二つの市民社会論の展開/横田 力
放送法における政治的公平と憲法/清水英夫
公務員の市民的政治活動の自由と民主主義/小沢隆一
傷ついた公共性と「社会的なもの」/笹沼弘志
女性運動と日本国憲法/若尾典子
民主主義の諸相/中村浩爾
近代の人とその権利から導かれる擬制的論理による統治機構論の試み/福家俊朗
「法律家」間の社会的分業に関する雑感/江藤价泰
3 震災と法
福島原発事故と生命権・生存権 /山内敏弘
東日本大震災・福島第一原発事故と憲法/隅野隆徳
「未来への責任」と憲法/前原清隆
東日本大震災と原発事故のなかで考えたこと/広渡清吾
第二部 長谷川法学の軌跡
長谷川法学の特質/森 英樹
1 憲法学・憲法解釈の方法
ML主義をめぐる未済の「討論」に向けて/小林直樹
科学的憲法学または法学の一方法/村田尚紀
憲法学の方法と歴史的考察の視座/上田勝美
『憲法学の方法』(1957年)の成立/中富公一
長谷川憲法学と判例研究・覚え書き/小林 武
人権批判の方法について/石埼 学
憲法解釈方法論争・再訪/大河内美紀
2 比較憲法史・比較憲法学
長谷川憲法学と比較憲法史研究/辻村みよ子
再び「長谷川憲法学と社会主義法研究」をめぐって/竹森正孝
比較憲法学と長谷川正安/鮎京正訓
長谷川憲法学におけるロックとベンタム/愛敬浩二
3 天皇制・平和主義・日米安保体制
長谷川正安の「象徴天皇制論」簡見/横田耕一
憲法の「歴史的発展」史観に立つ憲法9条と永世中立論の再考/澤野義一
「二つの法体系」論の今日的意義と課題/本 秀紀
日米安保50年と「二つの法体系」論/倉持孝司
長谷川正安憲法学と日米安保体制の現状/飯島滋明
4 人権と統治機構ーー国家・社会・個人
長谷川憲法学における基本的人権研究/大久保史郎
長谷川憲法学における基本的人権と「社会」/北川善英
思想・良心の自由の学説史/笹川紀勝
長谷川正安「政党論」/上脇博之
長谷川正安の教育法論と「国民の教育権」論克服の課題/足立英郎
長谷川憲法学と部落問題/丹羽 徹
長谷川理論と労働者の経営参加/伊藤雅康
長谷川憲法学における議会/只野雅人
衆議院の自律的解散権論・再訪/植村勝慶
長谷川憲法学における地方自治/植松健一
5 憲法史・憲法学史
長谷川教授の憲法研究の出発点 /小栗 実
二つの憲法との格闘/渡辺 治
第三部 随想
田上ゼミの腕白息子/水田 洋
長谷川さんのマルクス主義法学への想い/藤田 勇
さびしさをのりこえて/畑田重夫
長谷川正安先生に捧げる/上田傳明
長谷川先生と宮木特派員、そして私/稲本洋之助
追想ーー1961年モンパルナスに始まって/樋口陽一
おそるおそるの長谷川正安先生/奥平康弘
正安さんの三つの顔/森島昭夫
一国際法研究者が長谷川法学から学んだこと/松井芳郎
不出来な弟子たちにも寛大だった先生/大川睦夫
時は流れ、人は去る/神長 勲
長谷川正安・利谷信義「日本近代法史」について/利谷信義
長谷川先生とのお付き合い/野中俊彦
長谷川憲法学について思う/杉原泰雄
長谷川憲法学と私/深瀬忠一
『法学論争史』第4章覚書/前田達男
労働者の思想の自由とは何か/遠藤比呂通
「憲法運動」論にも足跡/川村俊夫
日本民主法律家協会と長谷川正安先生/久保田穣
常に先を歩く「正安」先生/森 賢一
正安先生との思い出/丹波正史
長谷川正安先生を偲ぶ/沢田昭二
人間・長谷川正安先生の思い出/永井憲一
幻となった先生の最後の講演/今井証三
長谷川正安先生 経歴
長谷川正安先生 著作目録
編者・執筆者一覧
長谷川正安先生の生涯/森 英樹
第一部 近現代史の中の法と法学
1 思想・比較・歴史・方法
市民革命論は「消滅」したのか /戒能通厚
「ルソーの立憲主義」をめぐって/樋口陽一
蘇える革命思想家 ジェラード・ウィンスタンリ/浦田賢治
法・権利・財産/長谷部恭男
多文化主義と「家族の名誉のための殺人」/内野正幸
21世紀、社会科学の根本的新課題/針生誠吉
フランスにおける憲法裁判の性格/植野妙実子
ロシア連邦憲法裁判所の法的見解についての一考察/杉浦一孝
張作霖爆殺事件の責任/岩村 等
明治政治神学覚書/古川利通
ヴァン・デル・ルッベ法における遡及処罰法理の史的構造/本田 稔
戦前のわが国労働法理論の系譜と特質/片岡 昇
労働法の特質と法解釈方法論/西谷 敏
2 平和主義・人権・統治機構
米軍駐留と基地/浦田一郎
近代社会思想が語る自然と社会の「混合状態」と二つの市民社会論の展開/横田 力
放送法における政治的公平と憲法/清水英夫
公務員の市民的政治活動の自由と民主主義/小沢隆一
傷ついた公共性と「社会的なもの」/笹沼弘志
女性運動と日本国憲法/若尾典子
民主主義の諸相/中村浩爾
近代の人とその権利から導かれる擬制的論理による統治機構論の試み/福家俊朗
「法律家」間の社会的分業に関する雑感/江藤价泰
3 震災と法
福島原発事故と生命権・生存権 /山内敏弘
東日本大震災・福島第一原発事故と憲法/隅野隆徳
「未来への責任」と憲法/前原清隆
東日本大震災と原発事故のなかで考えたこと/広渡清吾
第二部 長谷川法学の軌跡
長谷川法学の特質/森 英樹
1 憲法学・憲法解釈の方法
ML主義をめぐる未済の「討論」に向けて/小林直樹
科学的憲法学または法学の一方法/村田尚紀
憲法学の方法と歴史的考察の視座/上田勝美
『憲法学の方法』(1957年)の成立/中富公一
長谷川憲法学と判例研究・覚え書き/小林 武
人権批判の方法について/石埼 学
憲法解釈方法論争・再訪/大河内美紀
2 比較憲法史・比較憲法学
長谷川憲法学と比較憲法史研究/辻村みよ子
再び「長谷川憲法学と社会主義法研究」をめぐって/竹森正孝
比較憲法学と長谷川正安/鮎京正訓
長谷川憲法学におけるロックとベンタム/愛敬浩二
3 天皇制・平和主義・日米安保体制
長谷川正安の「象徴天皇制論」簡見/横田耕一
憲法の「歴史的発展」史観に立つ憲法9条と永世中立論の再考/澤野義一
「二つの法体系」論の今日的意義と課題/本 秀紀
日米安保50年と「二つの法体系」論/倉持孝司
長谷川正安憲法学と日米安保体制の現状/飯島滋明
4 人権と統治機構ーー国家・社会・個人
長谷川憲法学における基本的人権研究/大久保史郎
長谷川憲法学における基本的人権と「社会」/北川善英
思想・良心の自由の学説史/笹川紀勝
長谷川正安「政党論」/上脇博之
長谷川正安の教育法論と「国民の教育権」論克服の課題/足立英郎
長谷川憲法学と部落問題/丹羽 徹
長谷川理論と労働者の経営参加/伊藤雅康
長谷川憲法学における議会/只野雅人
衆議院の自律的解散権論・再訪/植村勝慶
長谷川憲法学における地方自治/植松健一
5 憲法史・憲法学史
長谷川教授の憲法研究の出発点 /小栗 実
二つの憲法との格闘/渡辺 治
第三部 随想
田上ゼミの腕白息子/水田 洋
長谷川さんのマルクス主義法学への想い/藤田 勇
さびしさをのりこえて/畑田重夫
長谷川正安先生に捧げる/上田傳明
長谷川先生と宮木特派員、そして私/稲本洋之助
追想ーー1961年モンパルナスに始まって/樋口陽一
おそるおそるの長谷川正安先生/奥平康弘
正安さんの三つの顔/森島昭夫
一国際法研究者が長谷川法学から学んだこと/松井芳郎
不出来な弟子たちにも寛大だった先生/大川睦夫
時は流れ、人は去る/神長 勲
長谷川正安・利谷信義「日本近代法史」について/利谷信義
長谷川先生とのお付き合い/野中俊彦
長谷川憲法学について思う/杉原泰雄
長谷川憲法学と私/深瀬忠一
『法学論争史』第4章覚書/前田達男
労働者の思想の自由とは何か/遠藤比呂通
「憲法運動」論にも足跡/川村俊夫
日本民主法律家協会と長谷川正安先生/久保田穣
常に先を歩く「正安」先生/森 賢一
正安先生との思い出/丹波正史
長谷川正安先生を偲ぶ/沢田昭二
人間・長谷川正安先生の思い出/永井憲一
幻となった先生の最後の講演/今井証三
長谷川正安先生 経歴
長谷川正安先生 著作目録
編者・執筆者一覧
書評掲載案内
■赤旗 2012年6月17日付