書籍詳細:インドの経済発展と人・労働

インドの経済発展と人・労働

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,960円(本体価格 3,600円)
在庫なし
発刊年月
2012.12
ISBN
978-4-535-55729-1
判型
A5判
ページ数
216ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

発展著しいインド経済。それにより労働者の多様性は一層鮮明になってきた。生活まで踏み込んだフィールド調査でその実態に迫る。

目次

序章 本書の課題



第1章 経済発展と社会変化

はじめに

第1節 経済の成長と構造変化

第2節 貧困緩和と人間開発

第3節 労働市場のマクロ変化

第4節 階層間格差と社会移動の可能性

小括



第2章 拡大する中間層

はじめに

第1節 中間層の規模

第2節 中間層と労働市場

第3節 「中間層労働者」の雇用・労働環境

小括

■コラム ミドルクラス4家族の誕生



第3章 転換期の工場労働者

はじめに

第1節 労働市場をめぐる議論と実態

第2節 工場労働者の失職と世代内モビリティ

第3節 工場労働者の世代間モビリティ

小括

■コラム 孫への期待



第4章 「働く貧困層」のダイナミズム

はじめに

第1節 ISの規模と議論

第2節 IS労働者・世帯の実態

第3節 IS労働者のモビリティ

小括

【補1】サンプリングの方法

【補2】10スラムの概要

【補3】スラム世帯主の概要

■コラム 伝統職からの離脱



第5章 「寄せ場」日雇い労働者

はじめに

第1節 日雇い建設労働者に関する先行研究

第2節 日雇い建設労働市場と関連労働法

第3節 寄せ場日雇い労働者の出自と労働

第4節 寄せ場日雇い労働者の職業モビリティ

小括

■コラム 屋根のない労働・屋根のない生活



第6章 労働政策と労働運動の可能性

はじめに

第1節 労働政策の展開と実態

第2節 労働改革と新労働政策

第3節 労働運動の展開と可能性

小括



終章 発展と人・労働──むすびにかえて

書評掲載案内

■『世界経済評論』2013年9月10日号P65にて掲載
 評者:石上悦朗 氏(福岡大学商学部教授)