書籍詳細:刑事訴訟法の理論と実務

刑事訴訟法の理論と実務

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,380円(本体価格 5,800円)
在庫なし
発刊年月
2012.12
ISBN
978-4-535-51899-5
判型
A5判
ページ数
354ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

適正手続と人権の立場から学界をリードしてきた著者が、刑事訴訟法における実務、判例、立法の諸課題を、理論的かつ果断に論じ切る。

目次

はしがき



第1部 総論

 1 刑事訴訟法における実務と学説

 2 刑事訴訟法と法改正

 3 モデル論と精密司法論



第2部 捜査と弁護

 4 司法警察と行政警察

 5 捜査官の欺罔による「承諾」と手続の適正

 6 〈判例評釈〉職務質問と留置き

 7 起訴前勾留と起訴後の勾留

 8 未決拘禁制度の基本問題

 9 弁護権論の到達点

 10 問われる接見「指定」制度

    ──安藤・齋藤国賠最高裁大法廷回付に寄せて



第3部 公訴・公判

 11 訴訟能力とは何か

 12 公訴時効制度「見直し」法案への疑問

 13 公判前整理手続の基本問題

    ──迅速化と適正な事実認定との隘路

 14 〈判例評釈〉迅速な裁判



第4部 証拠法

 15 証拠裁判主義

 16 自由心証主義の反省

    ──適正な事実認定のための試論

 17 自白法則の閉塞状況と課題

 18 一部同意書面に関する現象論的考察

 19 情況証拠による事実認定

 20 〈判例評釈〉城丸君事件──札幌小4殺害事件

 21 〈判例評釈〉ロス疑惑銃撃事件

 22 〈判例評釈〉殺人・現住建造物等放火と情況証拠



第5部 裁判と救済手続

 23 刑事判決書に関する一考察

 24 〈判例評釈〉一事不再理効の範囲

 25 検察官上訴──名張事件を契機として

 26 再審判例の展開と課題