書籍詳細:地域経済の空洞化と東アジア

地域経済の空洞化と東アジア アジアとの共生のために

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  • 蛯名 保彦
  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
1996.04
旧ISBN
4-535-55058-1
ISBN
978-4-535-55058-2
判型
四六判
ページ数
208ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

円高とアジア諸国の追い上げに、地場産業を抱えた地域経済は深刻な危機を迎えつつある。本書は、東アジア諸国経済の成長構造と日本企業の競争力喪失のメカニズムを解析、国内政策と対アジア政策の見直しを提言する。

目次

1 東アジア経済発展とその課題
 第1章 東アジア経済発展の特質
  1 高成長経済の達成
  2 高成長経済のメカニズム
  3 相互依存関係の深化と東アジア経済圏
  4 東アジア経済圏台頭の意義
 第2章 成長主導型発展がもたらしたもの
  1 経済成長と社会的不均衡
  2 経済成長と環境破壊
 第3章 東アジア経済発展の課題
2 経済発展と経済構造調整
 第1章 東アジア経済圏の形成・発展
  1 産業貿易構造の重層的高度化
  2 重層的高度化から累層的高度化へ
 第2章 経済構造調整と経済発展のパターンの複層化
  1 複線型成長に向かうアジアNIES
  2 産業構造高度化が進むASEAN諸国
  3 ASEAN諸国を追うベトナム
3 中国における経済構造変化と経済発展の課題
 第1章 国際分業の進展
  1 貿易の拡大と高度化
  2 進展する外資導入
 第2章 経済発展とその要因
  1 輸出主導型成長への転換
  2 転換の要因
 第3章 経済発展における問題点と課題
  1 経済運営における不安定性
  2 国有企業改革問題の困難性
  3 深刻化する中央と地方の対立
  4 経済発展のボトルネック
4 経済発展と東アジア国際関係の不安定性
 第1章 「華人経済圏」が内包する不安定要因
 第2章 台湾の経済発展と「両岸」関係
  1 経済発展と自立化
  2 経済発展と民主化
5 日本の課題
 第1章 構造転換を迫られる日本経済
  1 「空洞化」問題と日本の国際競争力
  2 雇用問題と中小企業・地場産業および地域経済問題
 第2章 アジアとの共生のために
  1 積極的経済構造改革
  2 コモン・ソーシャル・スペースの創出
  3 CSCAの基盤形成
  4 持続的発展をめざして