書籍詳細:私の最高裁判所論

私の最高裁判所論 憲法の求める司法の役割

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2013.06
ISBN
978-4-535-51951-0
判型
四六判
ページ数
360ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

「顔の見える裁判官」として活躍した泉元最高裁判事が語る司法の役割。国民の権利を守るために最高裁が果たすべき役割を考える。

目次

1 司法の原点を求めて

第一章 明治憲法下で司法権の独立を目指した裁判官

 第一節 明治憲法下の司法制度

 第二節 さつき会

 第三節 東京控訴院分科会事件

 第四節 翼賛選挙無効判決

 第五節 中野正剛の勾留請求却下

 第六節 東条内閣総理大臣訓示に対する抗議



第二章 最高裁の誕生を担った人々

 第一節 新憲法の成立

 第二節 裁判所法の制定

 第三節 裁判官任命諮問委員会

 第四節 最高裁の発足



2 私と最高裁判所

第三章 最高裁の機能の強化に向けて──制度上の問題を考える

 第一節 最高裁の一般法令違反審査機能の強化

 第二節 最高裁の違憲審査機能の強化

 第三節 最高裁裁判官任命諮問委員会の設置

 第四節 最高裁調査官制度

 第五節 最高裁裁判官国民審査制度



第四章 違憲審査権の役割──違憲審査権行使上の問題を考える

 第一節 違憲裁判の件数

 第二節 最高裁の違憲審査基準

 第三節 裁判規範としての憲法の解釈適用

 第四節 小法廷による合憲判断の是非



第五章 最高裁判決で語った私の意見

 第一節 司法権の範囲に関する意見

 第二節 民主的政治過程を制約する立法等に関する意見

 第三節 思想・表現の自由等の制約に関する意見

 第四節 少数者の権利の擁護に関する意見

 第五節 個別具体的な救済に関する意見



3 司法をひらく

第六章 これからの司法の役割

 第一節 小さな司法の克服

 第二節 法曹養成制度の在り方

 第三節 裁判員裁判制度への期待

 第四節 グローバル時代の司法