書籍詳細:有料放送市場の今後の展望
郵政研究所研究叢書 有料放送市場の今後の展望
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定価:税込 3,740円(本体価格 3,400円)
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内容紹介
多チャンネル化のもと、有料放送は増大する。この市場構造の変化が、既存の公共放送、広告放送の寡占体制にどのような影響を与えるか。この変化の構造と今後の発展方向を法的側面と経済学的側面の二面から分析する。
目次
序 章 放送市場構造の変化と将来動向
第1部 制度的視点からの分析
第1章 放送の多チャンネル化と競争秩序
第1節 はじめに
第2節 放送の発展
第3節 通信と放送の融合
第4節 番組内容と経済的競争
第5節 放送における競争秩序
第2章 有料放送と「開かれた放送秩序」
第1節 はじめに
第2節 「放送の自由」の構造
第3節 市場原理論の「人間像」的評価
第4節 人為的「放送」概念の構想
第5節 むすび
第2部 経済学的視点からの分析
第1章 放送需要の考え方
第1節 放送産業シミュレーションモデル
第2節 従来モデルの踏襲
第3節 パラダイムシフトモデルの模索
第4節 見直し視点は多様にある
第5節 家計調査からみた家計の情報・通信関連支出
第6節 放送を支える広告費の推移
第7節 地域別にみたメディア需要・メディア接触時間の考え方
第8節 業種別広告費の推移
第9節 放送モデルの推計
第2章 有料放送時代の地上波商業放送
第1節 ネットワーク統合の理論
第2節 ネットワークの形成期
第3節 広告とメディア
第4節 テレビ広告の仕組み
第5節 地上波放送の行方
第3章 有料放送と視聴者の経済厚生
第1節 通信情報技術の発展とこれからの放送事業の姿
第2節 広告放送と有料放送の比較検討
第3節 地上波放送の後退と有料放送
第4章 有料放送による多チャンネル化と最適多様化の問題
第1節 最適多様化の問題と有料放送
第2節 品質
第3節 『映像メディアの視聴動向調査』個票を用いた分析
第4節 多様性の確保
第5章 広告放送・有料放送・公共放送
第1節 広告放送と「番組の質」
第2節 番組の質とホテリング差別最小化モデル
第3節 番組選択のスタイナー・モデルとその理論的枠組み
第4節 スタイナー・モデルの拡張
第5節 有料放送と市場構造
第6節 番組選択モデルと厚生水準
第7節 番組選択モデルからみた公共放送
第8節 多チャンネル・有料化時代における受信料
第9節 「超公平性」の概念と公共放送