書籍詳細:現代行政訴訟の到達点と展望

現代行政訴訟の到達点と展望 宮埼良夫先生古稀記念論文集

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 7,150円(本体価格 6,500円)
在庫なし
発刊年月
2014.02(下旬刊)
ISBN
978-4-535-51946-6
判型
A5判
ページ数
392ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

改正行訴法成立から10年、現代の行政訴訟を多角的に分析・検討し、行政の実効的統制や市民の権利利益救済の観点からその到達点と、展望を示す。

目次

第1部 行政救済制度の目的と機能



地域空間形成における行政過程と司法過程の協働

―司法過程のフィードバック機能をめぐって―

角松生史



行政訴訟・民事訴訟の狭間と権利救済

―戦前期の耕地整理組合費訴訟一斑―

斎藤 誠



原子力関連施設をめぐる紛争と行政訴訟の役割

―「もんじゅ」訴訟第2次上告審判決の検討―

高橋 滋



比較行政法学に関する一考察

徳本広孝



行政過程における司法と行政訴訟

―家事審判・臨検捜索・一時保護―

横田光平



第2部 行政訴訟の理論的諸問題



行政訴訟と立法事実論

―滋賀県行政委員会委員報酬条例事件を素材として―

甲斐素直



環境行政訴訟における立証責任の配分

桑原勇進



行政計画の処分性に関する一考察

―市町村農業振興地域整備計画を素材として―

田村達久



申請型・非申請型義務付け訴訟の相互関係に関する一考察

常岡孝好



続・行政処分の法効果とは何を指すか

―行政処分の付随的効果の立法例として注目されるもの―

中川丈久



行政行為の附款の独立取消訴訟の可否

―ドイツ法を素材とする一考察―

人見 剛



行政制裁に対する権利保護の基礎的考察

山本隆司



第3部 個別行政領域における紛争解決



環境民事訴訟における対立する環境利益の処理

岩橋健定



環境大臣の「重み」

―環境影響評価法23条意見と許認可処分―

北村喜宣



長期未着手の土地区画整理事業に関する地方自治体の法的責任

須藤陽子



転任処分とその不利益性・違法性に関する一考察

─判例を素材として─

三神正昭



港湾法の解釈論上の諸問題

―公共施設法制の予備的考察をかねて―

木村琢麿