書籍詳細:レオ・メラメド

レオ・メラメド 金融先物市場の創設と発展

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2014.02(中旬刊)
ISBN
978-4-535-55779-6
判型
A5判
ページ数
312ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

ナチスの迫害から杉原千畝の“命のビザ”により亡命、シカゴで商品先物取引に投じ、金融先物という魔法の商品を創った偉人の記録。

目次

第1章 ホロコーストからの大脱出

1.第二次世界大戦勃発

2.2年間に亘る大脱出行

3.日本に短期滞在後、米国へ

4.ニューヨークからシカゴへ



第2章 弁護士稼業から先物トレーダーへの途

1 大学生時代

2.先物市場との遭遇

3. 兼業先物トレーダー

4.弁護士稼業を投げ捨てて先物トレーダーへ



第3章 先物市場の大改革

1.シカゴの先物取引所

2.取引所の民主化に着手

3.理事長へ昇任

4.単品取引所の苦悩



第4章 農産物先物から金融先物へ

1.ブレトンウッズ体制の構築

2.ブレトンウッズ体制の動揺

3.通貨先物構想の浮上

4.通貨先物市場の実現

5.通貨先物市場の活性化



第5章 金融先物市場の拡大に向けて

1.証券先物の上場

2.金利先物の上場

3.株価指数先物の上場

4.ワシントンと先物取引所



第6章 金融危機に立ち向かう先物市場

1.ブラックマンデー:前夜

2.ブラックマンデー:当日

3.ブラックマンデー:当日深夜から翌日寄り付きまで

4.ブラックマンデー:その後の先物市場批判とその防戦

5.グローバル金融危機と先物市場

6.グローバル金融危機とCDS

7.取引所清算機能のOTC取引への提供



第7章 IT導入に向けての闘争

1.場立ち取引

2.場立ち取引と市場流動性

3.コンピュータ取引

4.コンピュータ取引導入の戦略的インプリケーション

5.海外取引所VSシカゴ先物取引所

6.コンピュータ取引への決め手



第8章 シカゴ先物市場のさらなる発展のために

1.株式会社化

2.合併

3.シカゴマーケットのあくなき発展

書評掲載案内

■2014年4月19日号『週刊東洋経済』
   評者:川本裕子(早稲田大学大学院教授)

■2021年2月15日号『金融財政事情』
   評者:斎藤聖美(ジェイ・ボンド東短証券社長)