書籍詳細:技手の時代

技手の時代

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  • 紙の書籍
定価:税込 8,250円(本体価格 7,500円)
在庫なし
発刊年月
2014.06(中旬刊)
ISBN
978-4-535-55765-9
判型
A5判
ページ数
736ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

日本の産業の黎明期、技術者と職工とを繋ぐ橋渡し役として技手は存在した。その役割、誕生の過程から日本近代の秘密を解き明かす。

目次

序章 課題と対象



前 編 実業教育の展開と工業学校

第1章 実業教育の構想――アメリカ・ドイツ・日本

第2章 実業学校令後の工業学校

第3章 職工学校と工手学校の系譜

第4章 大正期の工業学校構想――アメリカとドイツ

第5章 大正期の工業学校――工業学校の中学校化

第6章 商工省と技術者団体の改革案――工業学校と職長問題

第7章 実業教育の再構築――職長教育と職分論

第8章 技能教育の到達点――学校制度と徒弟制度

第9章 実業教育の到達点――技手と工業学校



後 編 工場の組織と技手・工手

第10章 海軍造船所ーー技手と工手

第11章 三菱造船所ーー技手と工師

第12章 鉄道工場ーー部内養成者のキャリアと組織統合

第13章 芝浦製作所ーー技術者処遇と組織設計

第14章 逓信省――技術者の内部化と教育の倫理

第15章 電気産業――技術者の統合へのプロセス

第16章 化学工場――熟練の発見と組織設計

第17章 製紙業――資格制度と内部昇進制



終 章 技手の時代――技術と技能の間

書評掲載案内

■2015年5月号『日本労働研究雑誌』(評者:金子良事・法政大学大原社会問題研究所研究員)