書籍詳細:国際法学者がよむ尖閣問題
国際法学者がよむ尖閣問題 紛争解決への展望を拓く
- 紙の書籍
- 電子書籍
定価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫なし
紙の書籍のご購入
内容紹介
国際法学の第一人者が尖閣問題を検討。国際法の理論からは日本の主張が認められるとする。そして平和的解決の在り方を説く。
目次
はじめに
序章 領域紛争における国際法の役割
1.ナショナリズムと国際法
2.若干の予備的考察
第1章 尖閣諸島にかかわる日中関係の歴史
1.朝貢体制下の琉球王国
2.琉球処分とその後の沖縄県
3.米国施政下の沖縄県と尖閣諸島
4.沖縄返還と尖閣紛争の具体化
第2章 サンフランシスコ平和条約の領土規定
1.日本による権利、権原および請求権の放棄:第2条(b)
2.米国の施政権承認と日本の残存(潜在)主権:第3条
3.米国による「主権」と「施政権」の峻別
第3章 中国側の主張
1.日清講和条約による日本への割譲という主張
2.尖閣諸島/釣魚台列嶼は台湾の「附属諸島嶼」だったか?
3.釣魚台列嶼に対する中国の歴史的権原その他の主張
第4章 日本による先占の主張
1.日本による無主地先占の主張
2.日本が主張する先占は要件を満たすか
3.先占の法理の適用に対する疑問
第5章 伝統的な東アジア世界秩序と国際法
1.東アジア世界秩序の構成
2.ヨーロッパ国際秩序の側の「調整」の仕組み
3.法体系の転換と権原の「置換え」
4.国際判例の新しい傾向
第6章 日本の権原の「凝固」
1.権原の凝固の理論
2.抗議の欠如の重要性
3.中国による抗議の欠如の理由
終章 紛争解決に向けて国際法に何ができるか
1.出発点としての紛争の存在
2.尖閣/釣魚台紛争と平和的解決の諸手段
3.紛争解決基準としての国際法:その限界
4.紛争解決の条件を創り出すために
参考文献
年表:尖閣諸島にかかわる日中関係
序章 領域紛争における国際法の役割
1.ナショナリズムと国際法
2.若干の予備的考察
第1章 尖閣諸島にかかわる日中関係の歴史
1.朝貢体制下の琉球王国
2.琉球処分とその後の沖縄県
3.米国施政下の沖縄県と尖閣諸島
4.沖縄返還と尖閣紛争の具体化
第2章 サンフランシスコ平和条約の領土規定
1.日本による権利、権原および請求権の放棄:第2条(b)
2.米国の施政権承認と日本の残存(潜在)主権:第3条
3.米国による「主権」と「施政権」の峻別
第3章 中国側の主張
1.日清講和条約による日本への割譲という主張
2.尖閣諸島/釣魚台列嶼は台湾の「附属諸島嶼」だったか?
3.釣魚台列嶼に対する中国の歴史的権原その他の主張
第4章 日本による先占の主張
1.日本による無主地先占の主張
2.日本が主張する先占は要件を満たすか
3.先占の法理の適用に対する疑問
第5章 伝統的な東アジア世界秩序と国際法
1.東アジア世界秩序の構成
2.ヨーロッパ国際秩序の側の「調整」の仕組み
3.法体系の転換と権原の「置換え」
4.国際判例の新しい傾向
第6章 日本の権原の「凝固」
1.権原の凝固の理論
2.抗議の欠如の重要性
3.中国による抗議の欠如の理由
終章 紛争解決に向けて国際法に何ができるか
1.出発点としての紛争の存在
2.尖閣/釣魚台紛争と平和的解決の諸手段
3.紛争解決基準としての国際法:その限界
4.紛争解決の条件を創り出すために
参考文献
年表:尖閣諸島にかかわる日中関係
書評掲載案内
■2015年6月7日付『赤旗』9面/評者:丸山 至(日本中国友好協会副理事長)