書籍詳細:民法総則

民法総則

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,950円(本体価格 4,500円)
在庫僅少
発刊年月
2015.03(中旬刊)
ISBN
978-4-535-52077-6
判型
A5判
ページ数
592ページ
Cコード
C3032
ジャンル
難易度
テキスト:初級

内容紹介

民法総則を債権・物権・家族法等との有機的関係のなかで懇切丁寧に解説する。総則で躓かないための最良の入門書。

目次

序 章 民法を学ぶ

1 民法の意義

(1) 総 説

(2) 民法とは

(3) 西欧式法典の移植前



2 民法の法源

(1) 法源とは

(2) 民法の存在形式



3 民法の基本原則

(1) 近代民法の基本原則

(2) 基本原則の修正



4 日本民法典の成立

(1) 民法典制定の背景

(2) 民法典の成立



5 民法の改正

(1) 終戦直後の改正

(2) その後の改正



6 民法典の構成

(1) ローマ法

(2) ドイツにおけるローマ法継受

(3) フランスにおけるローマ法継受

(4) 日本民法とパンデクテン体系



7 民法総則の構造



第2章 自然人

1 自然人の権利能力

(1) 権利能力

(2) 権利能力の始期

(3) 権利能力の終期



2 自然人の意思能力・行為能力

(1) 意思能力

(2) 行為能力



3 未成年者

(1) 未成年の行為能力

(2) 未成年者が単独で法律行為をすることができる場合



4 成年後見制度

(1) 序 論

(2) 後見

(3) 保佐

(4) 補助

(5) 任意後見制度

(6) 後見等の登記

(7) 制限行為能力者の相手方の保護



5 住所・失踪

(1) 住所

(2) 不在者

(3) 失踪宣告

(4) 同時死亡の推定



第3章 法人

1 総 説

(1) 法人の意義

(2) 法人本質論

(3) 法人の種類

(4) 法人格否認の法理

(5) 法人制度改革

(6) 法人設立の諸主義

2 法人の設立



(1) 一般社団法人

(2) 一般財団法人

(3) 公益法人の認定



3 法人の能力

(1) 権利能力

(2) 権利能力のない社団・財団

(3) 行為能力

(4) 法人の不法行為責任



4 法人の管理

(1) 一般社団法人

(2) 一般財団法人



5 法人の合併・解散・清算

(1) 合併

(2) 解散



第4章 物

1 物の意義

(1) 権利の客体と物

(2) 物の要件

(3) 一物一権主義



2 物の分類

(1) 緒 論

(2) 不動産・動産



3 主物・従物

(1) 意義

(2) 従物の要件

(3) 効果



4 元物・果実

(1) 天然果実

(2) 法定果実



第5章 法律行為

1 総 説

(1) 法律要件と法律効果

(2) 法律行為の意義

(3) 準法律行為

(4) 法律行為の種類



2 法律行為自由の原則とその制限

(1) 法律行為自由の原則

(2) 法律行為の自由の制約



3 法律行為の解釈

(1) 法律行為の解釈の意義

(2) 法律行為の解釈の基準

(3) 法律行為の成立要件

(4) 法律行為の有効要件



第6章 意思表示

1 総 説

(1) 意思表示とは

(2) 意思の欠缺と瑕疵ある意思表示



2 心裡留保

(1) 意義と要件

(2) 効果

(3) 適用範囲

(4) 93条ただし書の類推適用



3 虚偽表示

(1) 意義と要件

(2) 効果

(3) 対抗要件具備の要否

(4) 適用範囲

(5) 隠匿行為

(6) 虚偽表示の撤回

(7) 詐害行為取消権との関係



4 94条2項の類推適用

(1) 外観信頼保護法理

(2) 判例の展開

(3) 94条2項の類推適用の要件



5 錯誤

(1) 錯誤の意義

(2) 錯誤の種類

(3) 要件

(4) 効果

(5) 他の制度との関係



6 瑕疵ある意思表示

(1) 意思形成過程での不当な干渉

(2) 詐欺による意思表示

(3) 強迫による意思表示

(4) 誤認・困惑



7 意思表示の効力発生時期と受領能力

(1) 意思表示の効力発生時期

(2) 意思表示の受領能力



第7章 代理

1 総 説

(1) 代理の社会的機能・意義

(2) 代理の種類

(3) 代理の法的性質

(4) 代理の要件

(5) 代理の効果

(6) 代理の認められる範囲

(7) 代理と類似の制度



2 代理権

(1) 代理権の本質

(2) 代理権の発生原因

(3) 代理権の範囲

(4) 代理権の濫用

(5) 代理行為の瑕疵

(6) 復代理



3 無権代理

(1) 無権代理の意義

(2) 契約(双方行為)の無権代理

(3) 無権代理人の責任

(4) 地位の同化

(5) 単独行為の無権代理



4 表見代理

(1) 表権代理制度

(2) 代理権授与表示による表見代理(109条)

(3) 権限外の行為による表見代理(110条)

(4) 代理権消滅後の表見代理(112条)

(5) 表見代理の重畳適用



第8章 無効と取消し

1 無効と取消しの差異

(1) 緒 説

(2) 具体的な差異

(3) 無効と取消しの区別



2 無効

(1) 無効の意義

(2) 無効行為の追認

(3) 一部無効

(4) 無効行為の転換



3 取消し

(1) 取消しの意義

(2) 取消権者

(3) 取消しの方法

(4) 取消しの効果

(5) 取り消すことができる行為の追認

(6) 取消権の行使期間



第9章 条件・期限・期間

1 条件

(1) 条件の意義

(2) 条件の要件

(3) 条件となり得ないもの

(4) 条件に親しまない行為

(5) 条件付法律行為の効力



2 期限

(1) 期限の意義

(2) 期限の種類

(3) 期限の要件

(4) 期限付法律行為の効力

(5) 期限の利益とその放棄・喪失



3 期間

(1) 期間の意義

(2) 期間の計算方法



第10章 時効

1 時効通則

(1) 時効の意義と存在理由

(2) 時効の援用

(3) 時効利益の放棄



2 取得時効

3 消滅時効