書籍詳細:これからの日本の国際協力

これからの日本の国際協力 ビッグ・ドナーからスマート・ドナーへ

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫あり
発刊年月
2015.02(中旬刊)
ISBN
978-4-535-55794-9
判型
A5判
ページ数
356ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

経済の長期低迷下ではODA増額よりも限られた予算の有効活用こそが重要課題。日本発の国際協力が世界をリードするための道標。

目次

序 章 なぜ今、日本の国際協力を考え直すのか(黒崎 卓・大塚啓二郎)



第1部:これまでの日本の国際協力ーーアジアのビッグ・ドナーが果たした役割とは



第1章 東アジア型産業発展と日本の役割(大塚啓二郎)

第2章 東南アジアにおける日本のODAの変遷と課題

    ーー先発アセアンを中心として(武藤めぐみ・広田幸紀)



BOX1 インドでのインフラ支援 : デリーの地下鉄建設(黒崎 卓)



第3章 アフリカ開発援助における日本の役割

ーーイギリスとの比較を通じて(高橋基樹)



BOX2 アフリカの緑の革命の可能性(大塚啓二郎)



第2部:かつての途上国、現在の途上国からみた日本の国際協力



第4章 韓国――開発経験とODA戦略(深川由起子)

第5章 インドネシア――経済発展における対外債務と日本のODA(水野広祐)

第6章 ザンビア――対アフリカ援助の政治経済学(児玉谷史朗)



BOX3 中国――「曖昧な制度」としての対口(たいこう)支援(加藤弘之)



第3部:これからの日本の国際協力

    ーー日本発「スマート・ドナーモデル」の構築を目指して



第7章 産業発展

    ーー日本の顔が見える戦略的支援(園部哲史)



BOX4 途上国のための職業訓練(古川勇二)



第8章 直接投資――日本の投資と開発途上国の発展(浦田秀次郎)

第9章 教育普及――産業発展につながる教育支援(黒崎 卓)

第10章 国際金融――「東アジア型マクロ経済運営モデル」と日本(高阪 章)

第11章 環境――日本の環境ODAの展開とアジア地域環境ガバナンスの構築(松岡俊二)



BOX5 東南アジアの防災と日本(武藤めぐみ)



終 章 「スマート・ドナー」として国際社会をリードするために(大塚啓二郎・黒崎 卓)

書評掲載案内

■2015年5月24日付『日本経済新聞』21面・「今を読み解く」加藤弘之(神戸大学教授)