書籍詳細:検証・司法の危機
検証・司法の危機 1969~72
- 紙の書籍
定価:税込 2,420円(本体価格 2,200円)
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内容紹介
1969年から1972年までの約4年間は、日本の「司法の危機」といわれた時代だった。同時代を渦中で生きぬいた著者が、その本質を通じて現在に警鐘する。
目次
はじめに
第一章 伏線――右翼ジャーナリズムと自衛隊違憲訴訟
一 「偏向判決」宣伝と砂川事件伊達判決
二 一九六七年という年――三次防と恵庭事件
三 飯守地裁所長と森山代議士の暗躍
四 攻撃の対象と手口
五 右寄り批判に応える最高裁
六 「七〇年対策」としての最高裁人事
七 自民党、組織的にのり出す
八 青法協はなぜ標的にされたか――護憲派・人権派を排除するために
第ニ章 平賀書簡事件――その真相と展開
一 長沼基地訴訟と平賀書簡事件
ニ 平賀所長の執拗な裁判干渉
三 裁判所内で問題化
四 世間に知れわたる――平賀書簡コピーがマスコミに流れて
五 最高裁の機敏な対応――「くさいものにふた」(飯守所長)
六 すりかえとまきかえし
七 福島裁判官への報復と追い落しの企て
八 裁判官訴追委員会の「活用」――「アベコベ」決定とその論旨
九 訴追委決定を容認する最高裁
十 福島判事への相次ぐ攻撃
十一 世論と運動
十二 「自滅」の飯守所長――足許を揺るがされて
十三 司法の独立を守れ――法曹界に広がる運動
十四 (補足)長沼訴訟福島判決と政権側の異常反応
第三章 宮本裁判官の再任拒否事件と最高裁
一 脱会工作・人権侵害のつめ痕
ニ 自民党昭和四五年度運動方針――青法協裁判官を「糾弾」
三 露骨な差別人事――裁判官独立の形骸化
四 加速する脱会工作(七〇年四月~七〇年十二月)
五 青法協裁判官の「パージ」を打出す自民党昭和四六年度運動方針
六 自民党運動方針採択受けて――引導渡された最高裁
七 再任拒否の根回し――最高裁、青法協対策秘密協議会
八 宮本裁判官再任拒否の経過
九 再任拒否の内幕――公安情報が左右
十 世論鎮静化に走る最高裁
十一 政治権力、右翼の援護
十二 宮本裁判官の再任願を拒否
第四章 執拗な裁判官攻撃続くなか――一四期裁判官全員の再任決定
一 ニ一四名裁判官訴追案件不訴追決定と昭和四七年度自民党運動方針
ニ 陰険な公安調査活動と思想の自由・裁判の独立への圧迫
三 「偏向判決」宣伝の再開――自民党と右翼ジャーナリズム
四 一四期裁判官の再任――再任願の撤回と全員再任の経過
最終章 司法・裁判の独立と民主主義を守るために――各界の動きと課題
一 裁判官ーーヌヤモと裁判官の再任と身分保障の確立を求めて
ニ 学者文化人――理論的寄与と世論の啓発
三 弁護士会の動き
四 弁護士有志運動の展開
五 司法修習生ーー任官拒否を許さないために
六 国民角層のなかへーー持続的組織の誕生
≪資料編≫
改訂版「激動の記録」についてーー司法激動期の略史
司法と民主主義をめぐる激動の記録
第一章 伏線――右翼ジャーナリズムと自衛隊違憲訴訟
一 「偏向判決」宣伝と砂川事件伊達判決
二 一九六七年という年――三次防と恵庭事件
三 飯守地裁所長と森山代議士の暗躍
四 攻撃の対象と手口
五 右寄り批判に応える最高裁
六 「七〇年対策」としての最高裁人事
七 自民党、組織的にのり出す
八 青法協はなぜ標的にされたか――護憲派・人権派を排除するために
第ニ章 平賀書簡事件――その真相と展開
一 長沼基地訴訟と平賀書簡事件
ニ 平賀所長の執拗な裁判干渉
三 裁判所内で問題化
四 世間に知れわたる――平賀書簡コピーがマスコミに流れて
五 最高裁の機敏な対応――「くさいものにふた」(飯守所長)
六 すりかえとまきかえし
七 福島裁判官への報復と追い落しの企て
八 裁判官訴追委員会の「活用」――「アベコベ」決定とその論旨
九 訴追委決定を容認する最高裁
十 福島判事への相次ぐ攻撃
十一 世論と運動
十二 「自滅」の飯守所長――足許を揺るがされて
十三 司法の独立を守れ――法曹界に広がる運動
十四 (補足)長沼訴訟福島判決と政権側の異常反応
第三章 宮本裁判官の再任拒否事件と最高裁
一 脱会工作・人権侵害のつめ痕
ニ 自民党昭和四五年度運動方針――青法協裁判官を「糾弾」
三 露骨な差別人事――裁判官独立の形骸化
四 加速する脱会工作(七〇年四月~七〇年十二月)
五 青法協裁判官の「パージ」を打出す自民党昭和四六年度運動方針
六 自民党運動方針採択受けて――引導渡された最高裁
七 再任拒否の根回し――最高裁、青法協対策秘密協議会
八 宮本裁判官再任拒否の経過
九 再任拒否の内幕――公安情報が左右
十 世論鎮静化に走る最高裁
十一 政治権力、右翼の援護
十二 宮本裁判官の再任願を拒否
第四章 執拗な裁判官攻撃続くなか――一四期裁判官全員の再任決定
一 ニ一四名裁判官訴追案件不訴追決定と昭和四七年度自民党運動方針
ニ 陰険な公安調査活動と思想の自由・裁判の独立への圧迫
三 「偏向判決」宣伝の再開――自民党と右翼ジャーナリズム
四 一四期裁判官の再任――再任願の撤回と全員再任の経過
最終章 司法・裁判の独立と民主主義を守るために――各界の動きと課題
一 裁判官ーーヌヤモと裁判官の再任と身分保障の確立を求めて
ニ 学者文化人――理論的寄与と世論の啓発
三 弁護士会の動き
四 弁護士有志運動の展開
五 司法修習生ーー任官拒否を許さないために
六 国民角層のなかへーー持続的組織の誕生
≪資料編≫
改訂版「激動の記録」についてーー司法激動期の略史
司法と民主主義をめぐる激動の記録